ロングステイ
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南の端っこの町〜インバカーゴ

2010/08/18

インバカーゴは南島最南端にある町です。英語ではInvercargillと書くために、インバカーギルと呼ぶ人もいますが、ニュージーランド人はみなインバカーゴと呼びます。テレビでもインバカーゴが通称です。

さて、そのインバカーゴですが、ニュージーランドの中では「超・田舎者」扱いされる場所だそうです。町の規模はそれなりに大きく、ビルやお店などもたくさんあるにもかかわらず、「垢ぬけない」という印象があるのです。何の調査だか知りませんが、若い人で「どこから来たの?」と聞かれるのが一番嫌なのがインバカーゴ出身者なのだそうです。また、地方出身者が東京に憧れるように、早く学校を終えると町を出たがる人が多いようです。

さらに、「よそもの」が少ない地域のようで、アジア人だと町で目立ってしまうことも。ニュージーランドのほかの地域とは違い、あからさまにじろじろ見られたり、野次を飛ばされることはあるかもしれないですが、まあ気にしないことです。

そんなインバカーゴですが、土地が異常に安く、たとえば近郊の人気のある町クィーンズタウンの1軒の値段でここでは3軒買えてしまうというくらいの差がありました。そのせいで、注目度を浴び、ここ数年で一気に移住する人が増えたようです。専門学校がキャンパスをオープンされたことも受け、最近ではインバカーゴも「悪くない?」という雰囲気に変化しつつあるようです。ほかでは無理でも、インバカーゴでなら豪邸に住める!ということに魅力を感じ始めたようです。

そんなインバカーゴですが観光名所は特にありません。周辺の住民がショッピングに来るだけの町といえるでしょう。学校に行くなどの目的がないのであれば、長居する必要は特にないかも。

ただ、オイスターで有名なブラフや本格的なトレッキングができるスチュワートアイランドに行くための玄関口であるので、いろいろ準備したり、情報を得るのにはよい町ではあるでしょう。

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。