ロングステイ
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神秘の湖、ニュージーランド人気ナンバーワン!〜テカポ

2010/07/22

中学生くらいの頃でしょうか?テレビでニュージーランドの特集をたまたま見る機会がありました。そこに映し出されたのは、なんともいえない美しい水をたたえた湖と白雪の残る高い山、そして小さな教会の周囲には一面にピンクと藤色の花が咲き乱れている、この世のものとは思えない楽園のような画像でした。

当時、「将来絶対にニュージーランドで暮らす!」とニュージーランドの場所すら知らない癖に、心に誓ったのを覚えています。現に翌日、学校の作文でニュージーランドに移住すると書いていたようです。まさか、そのほんの数年後に本当にニュージーランドで暮らすことになるとは夢にも思っていなかったのですが・・・。

さて、そのわたしの心をわしづかみにした風景に、テカポでようやく出会うことができました。テカポは南島のド真ん中くらいに位置する小さな町です。けれど、そのインパクトは強烈で、忘れられない印象を残すところといえるでしょう。

まず、湖の色がまったくほかのところとは違うのです。ミルキーブルーというのか、白っぽい水色なのです。これは氷河期に溶け込んだ岩石の影響らしく、そのせいでこの絶妙なカラーが出るのだそうです。テカポに近づくにつれ、川の色が徐々に変わっていく光景はとても神秘な気持ちにさせてくれます。

そのテカポの湖畔には、よき羊飼いの教会という小さな教会があり、それがまた湖にロマンチックな美しさを加えています。また、ピンクとふじ色の花の正体はルピナス(こっちの人はルピンと呼ぶ)という植物で、春夏に乱れんばかりに咲き誇る南島を代表する花です。

テカポはとても小さなところなので、日帰りでも十分に堪能できます。けれど、ゆっくりしたいならば、リゾートホテルもあるので泊ってみるのもよいでしょう。夜になると、ほとんど町の明かりがないために、ちりばめられた美しい星空を眺めることができます。

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。