アルゼンチンってどんな所?
「知らないと大損、アルゼンチンのブルーレート」「ビールとワインの街、サルタ」「アルゼンチンの物価感覚」「アルゼンチン国内の交通機関」などアルゼンチンについて紹介します。

イグアスの滝のボートアトラクションの楽しみ方

2016/09/15

滝の中に突入してずぶ濡れになるアトラクション

滝の中に突入してずぶ濡れになるアトラクション

イグアスの滝で何と言っても一番楽しかったのは、ボートに乗って滝つぼを横切り、滝の中に突入してずぶ濡れになるアトラクションです。ロウワートレイル(下道)の終着点あたりにボート乗り場があります。

ボート料金はひとり180ペソ(2013年9月当時)と高額なのですが、それだけの価値はあります。ライフジャケットと貴重品を入れる防水袋は受付で貸し出しています。本当にパンツまでずぶ濡れになるという情報をネットで見ていたので、予め水着を着ていったのですが、大正解でした。まあ、強い日差しの中を歩くので、濡れてもすぐに乾きますが。

ボートは20人乗りくらいでしょうか。オープンタイプです。司会? のような係員が乗っていて、トークで臨場感を盛り上げてくれます。「あなたはどこから来たの?」とか「さあ、今から滝に向かうよ! 準備はOK?]などといった感じで、バスガイドさんみたいなノリですね。

わたしが乗ったときは、まず小さい滝のぎりぎり傍まで行って、しぶきで結構濡れるかな、という際まで行き、引き返します。あれ、これだけ? と拍子抜けしていると、「今のは小手調べで、これから本番!」と言って、本気で滝の中に突っ込みます。バケツ水をひっくり返した中にいるようなものなので、息をするのも難しいくらいでした。これには乗客、大喜び。

ボートアトラクション

それから、大きい滝にも向かいます。大きい滝はそのときは水量が多くて危ないとのことだったので、中に突入はしませんでした。

ちなみにこのボートアトラクションはイグアスの滝公園のブラジルサイドでも楽しめるそうなのですが、アルゼンチンサイドとブラジルサイド両方行った友人によると、アルゼンチンサイドの方が滝の勢いが強いので、より楽しいそうです。どちらでもボートに乗るのは高くつくから一回でいいけど、どちらがいいだろう、と迷っている人には参考になるかもしれません。

乗船時間はものの15分−20分くらいでしたが、瀑布の中に突っ込むという体験はなかなかできるものではありません。準備を万端にしていって、楽しんでいただきたいものです。

関連記事
ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。