アルゼンチンってどんな所?
「知らないと大損、アルゼンチンのブルーレート」「ビールとワインの街、サルタ」「アルゼンチンの物価感覚」「アルゼンチン国内の交通機関」などアルゼンチンについて紹介します。

イグアスの滝の楽しみ方とは?

2016/09/13

イグアスの滝公園はアルゼンチンサイドとブラジルサイドに分かれていますが、わたしが訪れたアルゼンチンサイドの楽しみ方について紹介したいと思います。

移動

アルゼンチンサイドの楽しみ方

広い公園内の移動を簡単にするために、ミニ鉄道が敷かれています。公園内を歩いて移動するのは楽しいのですが、何せ広いし暑いので大変です。そこで、見所を繋ぐこの鉄道を使い倒すのが効率のいい回り方。乗車賃は入場料に含まれているので、何回乗ってもOKです。

上から見るか、下から見るか?

上から見るか、下から見るか?

イグアスの滝には滝の全体を見わたせるアッパートレイル(上道)と、滝の傍また寄って滝しぶきをガンガン浴びることのできるロウワートレイル(下道)があります。おすすめは上下トレイルの入り口まで鉄道で行き、アッパートレイルを歩いて全体像を見わたしたあと、入り口まで鉄道で戻ってロウワートレイルをスタートする、というルート。ロウワートレイルを先に見てしまうと、アッパートレイルが少し物足りなく感じられてしまうかもしれません。

ロウワートレイルを制覇したら、再び鉄道に乗って、通称「悪魔の喉笛」と呼ばれる大瀑布の入り口の駅まで乗りましょう。ここから、日陰のない水上のトレイルを延々と歩くことになりますので、日差し対策は万全に。

水上のトレイル

悪魔の喉笛

悪魔の喉笛

「悪魔の喉笛」は、征服者のスペイン人が始めてイグアスの滝を発見したとき、滝があまりにも大きくて恐ろしいので、滝つぼには悪魔が住んでいるに違いない、と考えて名づけたのだとか。ここでは川が滝に変わる崖っぷちに展望台が設けられていて、隣の人の声も聞こえないほどの轟音の中、360度瀑布の様子を楽しめます。

ちなみにじっくり見て回ろうと思ったら、最低4時間は時間をとりたいところです。公園自体は朝6時−午後5時まで開いていますが、暑さ対策からしても朝早くスタートするのがいいと思います。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。