アルゼンチンってどんな所?
「知らないと大損、アルゼンチンのブルーレート」「ビールとワインの街、サルタ」「アルゼンチンの物価感覚」「アルゼンチン国内の交通機関」などアルゼンチンについて紹介します。

ビールとワインの街、サルタ

2016/08/01

サルタは有名なワインの産地

サルタは有名なワインの産地

サルタ名物と言えば、やはりサルタビールでしょう。アルゼンチンのナショナルビール(というか、どこに言っても買える大衆ビール)と言えば青いラベルのキルメスですが、サルタ産のサルタビールは、キルメスとは比べ物にならないくらい美味しいです。サルタの街では、どこのレストランやカフェにもサルタビールが置いてあります。

何でもスケールが大きい南米では、ビールの大ビンは1リットルが基本。2人で分けるにはちょうどいい量ですが、ひとりでそんなに飲めないよ、という人には375mlの小瓶もあります。

サルタビールにはブラウンビールもあって、ちょっと甘めですがこちらも美味しかったです。

さらにサルタは、有名なワインの産地でもあります。アルゼンチンでワインの産地というと国際的には圧倒的にチリ国境に近い街、メンドーサが有名なのですが、サルタワインもアルゼンチン国内で愛飲されています。

サルタの繁華街にはワインバーがたくさんあって、サルタ地方の伝統的な踊りのショーを見ながら、サルタワインを楽しめます。この踊りはタンゴと土地の踊りが混ざったような感じで、衣装もカウボーイ、カウガール風でかわいいです。牧畜が盛んな土地柄ならではという雰囲気です。

ボリビア側の国境の町、タリハでワイン造りが盛んなように、アルゼンチン側国境のサルタも同じ土壌と気候条件を有しているため、ワイン造りに適しているようです。サルタのワイナリーを巡るツアーもあるので、興味がある人は参加してみるといいのでは?

サルタはビール党でもワイン党でも、酒飲みには嬉しい街ですよ。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。