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「知らないと大損、アルゼンチンのブルーレート」「ビールとワインの街、サルタ」「アルゼンチンの物価感覚」「アルゼンチン国内の交通機関」などアルゼンチンについて紹介します。

ブエノスアイレスでアート巡りを楽しむ

2016/08/19

カラフルなバラック調の建物

カラフルなバラック調の建物

南米の(ヨーロッパ)文化の中心地を自負するブエノスアイレスでは、様々な種類のアートを楽しむことができます。特にモダンアートの充実振りは特筆すべきものがあり、南米最大と言われるモダンアート美術館から個性的な小型美術館まで揃っています。その中でも代表的な美術館を紹介します。

Museo de Arte Latinoamericano de Buenos Aires (MALBA)

南米最大の呼び声高いこちらの美術館では、迫力ある大型インスタレーションが見もの。また常設展が充実しているのが特徴で、南米各地の有名アーティストの作品がずらり。建物自体はものすごく大きいのに、若干作品と作品の間隔が狭いのが気になりますが、見せたいものがたくさんありすぎるんだ! という情熱を感じます。

Museo de Arte Contemporaneode Buenos Aires(MACBA)

サンテルモにあるこちらの美術館は、規模はMALBAに及ばないものの、趣味のいい企画展が見られることで有名。建物自体もとてもスタイリッシュで、井戸の中に下りていくような感覚です。(つまり地下に広いです)サンテルモ散策もついでに出来て、一石二鳥です。

Fundacion PROA

ボカ地区にあるモダンアート美術館。わたしが訪れたときの企画展のテーマはずばり「ブエノスアイレス」。ブエノスアイレスをテーマにしたアート作品が並び、特に「オベリスク」という塔の形のモニュメントの歴史を追ったコーナーや、夜のブエノスアイレスをテーマにした映像作品が印象的でした。

ボカ地区には他にもいくつか美術館や博物館があり、カラフルなバラック調の建物が並ぶ景観で、観光客に人気のあるスポットとなっています。ただ、観光地区を外れると治安が悪いことで有名。昼間に吹く数人だったとしても、ボカ地区を無防備に歩くのは止めましょう。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。