アルゼンチンってどんな所?
「知らないと大損、アルゼンチンのブルーレート」「ビールとワインの街、サルタ」「アルゼンチンの物価感覚」「アルゼンチン国内の交通機関」などアルゼンチンについて紹介します。

サンテルモの日曜市は楽しい!

2016/08/17

ブエノスアイレスの観光の中心地と言えば、古い街並みがよく保存されていて、カフェやレストランも多いサンテルモ。このサンテルモの目抜き通り・デフェンサ通りで、毎週日曜日の朝から夕方6時くらいまで、クラフトマーケットが開催されています。道の両端に並ぶ露店の南端はモダンアートミュージアムがある辺りから、北端はピンクハウスと呼ばれる大統領邸まで、総長2キロに及びます。

ボリビアやペルーなどではエスニック調の衣類や小物などは揃いますが、エスニック柄は趣味じゃない、という人もいると思います。わたしもエスニック柄がどうにも似合わないので、買い物したくてもできなくて困っていました。でもこのマーケットでは、個性的な手作り小物や、素敵な古着、革製品など何でも揃うので、買い物するのがとても楽しかったです。

ざっくり分類すると、北3分の1が古着や新品衣料品を扱う露店が多く、中盤3分の1がアクセサリーや革製品、南3分の1がアンティークを扱う露店が多い印象でした。洗練されたデザインのファッション小物を安く手に入れたいなら、南米ではここが一番では、と思います。

オーガニックのパンやスナックを売り歩いている人もたくさんいるので、小腹が空いたらそういった人たちを呼び止めましょう。また、マーケットのちょうど南端にはイートインもテイクアウトもできる中華料理の店があるので、手軽にお昼を済ませてもいいですね。

気をつけてほしいのは、スリ。特に午後13−16時にはすれ違うのもやっとなくらい混みあうので、かばんは身体の前に抱えるなどして自衛しましょう。実はわたしはここで、小さなななめがけバッグを無防備にぶら下げていたら、見事にスリに遭いました。財布の中には50ペソくらいしか入ってなかったので、スリががっかりしただろうなと、逆に同情したくらいだったのですが。

スリに気をつけつつ、楽しく買い物してくださいね!

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。