ヨーロッパ旅行記
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ローマ/創業250年の名門「カフェ・グレコ」

2013/04/10

カフェ・グレコの外観

カフェ・グレコの外観

カフェ・グレコの内部

カフェ・グレコの内部

高級ブランド店が並ぶコンドッティ通りにある「カフェ・グレコ」は、ローマでは名門中の名門といわれるカフェ。創業したのが1760年だから、250年以上の歴史があります。映画『ローマの休日』で、オードリー・ヘップバーン演じるアン王女が、コンドッティ通りを歩く中、窓に映る自分の姿をチェックした場所が、カフェ・グレコの窓!・・・ということで、以前から知っていたので、いざカフェ・グレコに行ってみました。

カフェ・グレコの場所、最初、よくわかりませんでした。スペイン広場からコンドッティ通りには入れば簡単だったかもしれませんが、逆から歩いていったので気づいたらスペイン広場に着いてしまい、気づかぬうちに通り過ぎてしまっていました。近くにいた警察官にイタリア語で「カフェ・グレコ、どこ?」と聞くと、「コンドッティ通りの、右手にある」と教えてもらい、改めてスペイン広場から歩くと1分ほどで到着。

創業250円のタペストリーがかかり、入り口から老舗らしいオーラを感じました。そして、中に入るとすぐバールがあり、観光客らしきたくさんの人がいました。奥がカフェになっていたので、お昼時だったというのもあり、せっかくだからカフェに座ってランチをすることにしました。

テーブルに座ると、黒の燕尾服を着たウェイターがやってきて、注文を聞いてきました。バールよりカフェのほうが値段は高め、といっても、高級ホテルのラウンジよりは安いと感じました。パニーニとエスプレッソを注文すると、水もサービスで出てきました。無料で水が出てくるのは、イタリア、いや海外ではすごく珍しい!

この黒の燕尾服でサービスする姿は、昔ながらだそう。かつて、カサノヴァ、キーツ、シェリー、ワーグナーらが常連客だったカフェ・グレコ、店内には直筆のサインやポートレートなどがいたるところにかかっていました。

パニーニやドリンクの味は、極上とまではいかない普通レベルで、建物もちょっと古いけれども、昔ながらの雰囲気はやっぱりありました。話のタネに行くのはいいかな、と。カフェ・グレコのオリジナル菓子も売ってて、日本へのお土産にもよいかも、とも思いました。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。