ヨーロッパ旅行記
パリ、ローマ、ヴァティカン、カットーリカなどの旅行記を紹介します。

世界で一番小さい国「ヴァチカン市国」

2013/04/04

ヴァチカン市国の中心、サン・ピエトロ広場

ヴァチカン市国の中心、サン・ピエトロ広場

ヴァチカンを守るスイス人衛兵たち

ヴァチカンを守るスイス人衛兵たち

カトリックの総本山にして、世界で一番小さな国。学校の授業でも「世界で一番小さな国はヴァチカンです」と言われて教えてもらった記憶があるけど、実際にヴァチカンに行くと、そんなことよりも、本当に小さな土地に世界のすばらしいものがギュッと詰まっている、そんな印象を強く受けました。

ヴァチカン市国は、ローマを流れるテヴェレ川の西側に位置し、ローマ法王が統治しています。豪華な装飾のサン・ピエトロ大聖堂をはじめ、歴代のローマ法王たちのコレクションを所蔵するヴァチカン美術館など。ちなみに、ヴァチカン自体がユネスコ世界遺産でもあります。

ローマ法王には毎週日曜日の12時頃、法王による「お告げの祈り」という行事があり、よくテレビでも中継されています。一度、体験してみたいなと思いながらなかなかできていませんが、今では地元の人々よりも観光客のほうがかなり多いそう。また、シスターら聖職者の姿もヴァチカンを歩いていてよく見かけました。カトリックの総本山らしい雰囲気を感じました。サン・ピエトロ大聖堂の中でもミサが行われていて、カトリックの信者以外は立ち入り禁止のエリアもありました。

また、大聖堂の近くで、宮殿を守る衛兵を見かけました。この衛兵、イタリア人ではなく中立国のスイス人であることは有名な話。カトリック信者で厳しい試験をパスした人のみが採用されているそうで、鮮やかな衣装はミケランジェロがデザインした当時のままだとか。

一方、観光が資源なので、ヴァチカン郵便局はもちろん、郵便局の出張所もサン・ピエトロ広場にありました。ローマ法王が描かれた切手などもあり、ポストからはがきを投函するとヴァチカンの消印が入るのが人気だそう。実際、ヴァチカンの切手を購入する観光客が並んでいました。

1つ、ヴァチカンで見逃してしまったのが、ヴァチカン美術館にあるシスティーナ礼拝堂。ミケランジェロの「最後の晩餐」があまりにも有名で、帰国後に実際に見た人に「あれはすばらしかった」と言われ・・・・・このためにまたローマに行かないといけないかな、とぐらい思っています。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。