ポーランドってどんな所?
「心優しいポーランド人」「クラクフという美しい都市」「ポーランドの田舎で癒される」「意外に危険?ポーランドの治安」「ポーランドの食文化と現代の食事」などポーランドについて紹介します。

宗教の国、ポーランド

2014/04/10

宗教の国、ポーランド

宗教の国、ポーランド

ポーランドはカトリックの国です。国教がキリスト教で、国民の90パーセントはカトリック教徒だそうです。私の友人は無宗教の人が多いですが、彼等の親御さんや親戚の方々はやはりキリスト教徒です。

熱心な国民が多く、毎週日曜日に家族でミサに参列している人もいます。国民の9割がキリスト教徒ということは、子供の頃に洗礼を受けた人がほとんどでしょう。ドイツでは子供に洗礼を受けさせることは少なくなってきているそうですが、お隣の国でもこうも違うのです。

ポーランドのユダヤ人(ユダヤ教を信仰する人々)の多くは、第二次世界大戦中、その後のソビエトによる占領下時代にキリスト教徒に改宗しました。

街中にはカトリック教会がいくつもあります。教会が多いので、街中でも修道女を見かけます。宗教関係のイベントもあります。クラクフの中央市場広場の中心には、宗教関係のイベントのために、ローマ教皇の大きなポートレートが飾られていました。

ローマ教皇といえば、クラクフ旅行中、街の至る所で目に入りました。広場の写真や、街中の広告、本屋のショーウィンドウでもローマ教皇についての本が並べられていました。それもそのはず、近年までローマ教皇だったヨハネ・パウロ2世はポーランド出身なのです。彼は20年近くローマ教皇を務めました。ポーランドの国民にとって、彼は誇りなのでしょう。

ワルシャワやクラクフ、また他の都市でも教会を見つけたら見学してみましょう。古い教会は見応えがあります。教会の塔にのぼり、街を見渡すのも気持ちが良いです。キリスト教徒ではなくても、もちろん教会内に入ることができますが、その際には、あまり派手な格好は好まれませんので、夏でも肌を隠すような服が良いでしょう。半袖、膝丈のスカートでも問題はありません。

旅行で訪れる時には、冗談でもあまりキリストを悪く言ったりしないことです。優しいポーランド人ですが、彼等の気分を害してしまうおそれがあります。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。