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藁の家、ストロベル・ハウスを建てよう

2014/03/24

藁の家、ストロベル・ハウスを建てよう

藁の家、ストロベル・ハウスを建てよう

藁の家、ストロベル・ハウスを建てよう

ストロベル・ハウスをご存知ですか?これは一言で言ってしまえば「藁(わら)の家」です。ストロベル・ハウスは環境に優しく、エコロジカルな家です。

全て自然素材で出来ているストロベル・ハウス。日本やヨーロッパは湿気があるので、長期的に住むのにはまだまだ問題もありますが、たとえばアメリカの砂漠地帯では、実際にストロベル・ハウスが使われています。雨が少ないこのエリアでは、天井を含む家全体の壁を、藁ブロック、泥、漆喰だけで仕上げることもできます。

ポーランドに最初に訪れた理由は、ワークショップに参加するためでした。このワークショップは、「ストロベル・ハウスを一週間で作る」という内容のものでした。ポーランド出身の若手建築家が企画し、地元の材木屋がスポンサーになってくれているので、参加費は無料...という何とも魅力的な企画でした。

ワークショップの作業内容にきついものは何一つありませんでした。藁ブロックや基盤となる家の骨組みはすでに用意されていたので、私達は壁に藁ブロックを詰めたり、その上から泥をかけて塗り壁を仕上げるだけでした。しかしストロベル・ハウスづくりの全行程は教えてもらえたし、短期間で多くの事を学びました。

ストロベル・ハウスは化学素材を使用していないので、使わなくなったら家をそのままその場所に残して、腐らせるだけで良いのです。とてもエコロジーなストロベル・ハウスは再注目されています。ストロベル・ハウスづくりのワークショップは探せばたくさんあります。

壁作りの他にも、作業場の付近にトイレの小屋を作ったり、サウナの小屋を作ったり...。キャンプファイヤーや映画上映会もあって、盛りだくさんなワークショップでした。5月だというのに最終日には雪が降り、寝袋で寝るのはさすがにきつかったのですが、これも今となっては笑い話になるし、良い経験です。

ワークショップやワークキャンプは地元の人と触れ合う機会があり、ただ旅行するより面白みがあります。ヨーロッパのワークショップでディスカッションがある場合は、基本の英語力が必要だとは思いますが、ローカルのワークショップだと気にせず受け入れてくれるところもあるので探してみましょう。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。