中国で生活する上で大切なこと
中国滞在(7年)のヤンヤンさんが中国で生活する上で大切なことを紹介します。

自分ひとりで目立っても、やり抜く勇気が必要です

2014/12/10

中国と日本では認識の違いが多くあります。最近では、大気汚染についてです。日本ではPM2.5について多く報道されています。もちろん、中国でもかなり注意が喚起されてきました。

PM2.5の数値が日本なら50でも基準値を大幅に超えていると大騒ぎです。しかし、中国では300を超えていても、ほとんどの人がマスクをしていません。周りがたとえマスクをしていなくても、自分しかマスクをしていなくて大げさに見えても、やはり健康を考えればマスクをするべきです。周りにどのように見られていても、マスクをする勇気が必要です。

鳥インフルエンザが騒がれていた時も、マスクをしているのは外国人ばかりです。外国人が多い地区では、マスク姿もチラホラみられるので心強いですが、少し郊外へ行くとマスク姿は好奇の目で見られます。

また、交通法規においても、中国では時には交通法規より周りにあわせて行動しなければ危ないときもあります。しかし、できるなら日本でのマナーは捨てたくありません。日本での交通マナーを守りたければ、やはり勇気が必要です。

私は、はじめ交通法規を守る余裕がなく、周りに流されて行動していました。つまり、赤信号でも車が来なければ道路を渡ってしまっていたのです。また、横断歩道がなくても車が来なければ道路を横断していたのです。みんなと一緒に行動した方が車に引かれる可能性が少ないですから。

ところが、日本に帰ったときについ赤信号で渡ろうしていた自分に驚きました。周りは、きちんと青信号になるまで待っていたのです。日本にいれば青信号になるまで待つのは当然のことですが、中国に住んでいて交通マナーを忘れてしまっていたのです。

中国でも日本はマナーのいい国だと思われています。その伝統は大切にしていくべきだと思います。今では私も、危なくなければたとえ一人でも青信号になるまで待つようにしています。正しいことはやり通す、周りからどのように見られても気にしないで行う、そんな勇気は持ち続けたいですね。

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ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。