世界中の人とコミニケーションとる方法
「世界の英語事情」「外国人と仲良くなるには?」「外国で避けた方がいい行動とは?」「現地の人の家に招かれたら」「旅は自分の心を開く実験」など世界中の人とコミュニケーションをとる方法を紹介します。

言葉が通じなくても、心が通じ合う瞬間がある

2017/12/05

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とにかく英語が幅を利かせる最近の世界。旅行者同士でも共通言語は英語です。でも、旅行先の国の人が英語が話せない場合もたくさんあります。例えば日本だって、道を歩いている人がペラペラ英語を話すとは考えにくいですよね。

ヨーロッパの国々と、一部のアジアの観光化が進んだ国以外では、まだまだ現地の人と英語でコミュニケーションをとることは難しいです。そんな場合でもコミュニケーションの手段はあるものです。

一度感心したのが、イギリス人2人組の女の子と、インドのハイダラバードからバラナシ行きの列車の同じコパーメントに乗り合わせたときのこと。そのコパーメントには、小さな子供連れのお母さんとおばあさんがいました。インド人にはある程度英語を話す人が多いのですが、その母娘はまったく英語を話しませんでした。

それでもそのイギリス人の女の子たちは、その子供と一緒に手遊びや歌を歌ったりして遊ぶことで、完全にその家族に受け入れられていました。インド人母娘はお弁当を持ち込んでいたのですが、それをイギリス人たちに振舞い、和気あいあいと食事していました。最後に列車を下りるときは、子供が寂しがって泣き出すほどでした。こういうコミュニケーションの取り方もあるんだなと、感心したことを覚えています。

それからこれもインドでの話ですが、英語があまり上手ではない中国人の女の子と、エローラ石窟寺院行きのバスで一緒になり、遺跡を一緒に見て回ったことがありました。英語があまり通じないので、そんなに話をした記憶もないのですが、壮大な遺跡を一緒に見て回って、感動している気持ちと時間を共有したことで、何となく心が通じ合った気がしたものです。

言葉が通じなくても、経験や感情を共有することはできます。電車に乗り合わせる、印象的な景色を見る、トラブルを一緒に経験する。そんなときにこそ、旅行をする意味と美しい瞬間が宿るのではないかと思ったりします。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。

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