カリブ海の島々の魅力
メキシコのコスメル島、ベリーズのキーコーカー、オランダ領アルバ(ベネズエラの沖にある島)の島々について、特徴や魅力を紹介します。

ベリーズ・キーカーカー島ってどんなところ?

2016/10/06

キーカーカーのいいところは、なんと言ってものんびりとしたムード

キーカーカーのいいところは、なんと言ってものんびりとしたムード

ベリーズはメキシコとグアテマラに挟まれたカリブ海の小国です。イギリスの植民地だったため、中米にありながら人々は英語を話します。

中米にはマヤ系先住民や、白人との混血のメスチソの人が多いですが、ベリーズはアフリカ系の人が多いのも特徴です。そういった意味で、他の中南米の国々とはちょっと違った雰囲気があります。

キーカーカー島は、ベリーズの首都ベリーズシティの港から、フェリーで1時間ほど沖に出たところにある島。とても小さい島で、特に東西は細くなっており、島の西端の港から、東端の港が見えてしまうほどです。南北についても、1時間半ほどで北端から南端まで歩けてしまいます。

キーカーカーのいいところは、なんと言ってものんびりとしたムード。アスファルト舗装されていないメインストリートには、レストランや小さな雑貨店がぽつぽつと並ぶだけ。ナイトシーンを期待している人には向かないかもしれませんが、静かにカリブ海の雰囲気を楽しみたい人にはもってこいです。

ベリーズの通過はベリーズドル。2ベリーズドルがUS1ドルの固定レートなので、分かりやすいです。USドルで普通に支払いができるお店も多いです。

注意してほしいのが、「6ドル」と言われて受けたサービスで、支払いのときにベリーズドル6ドルを払おうとすると、「US6ドルだよ」と言ってぼったくろうとする詐欺があることです。特にタクシーなど、後払いのサービスに多い詐欺なので、サービスを受ける前に「USドルか、ベリーズドルか」をはっきり確認しましょう。

キーカーカーの物価は決して安い方ではありません。ダブルの部屋は1泊30―0ドルくらいするのが普通ですし、ちょっといいものを食べたいとなると、ひとり20ドルくらいは軽く使ってしまいます。物価が高い割りに、宿や食べ物のクオリティはそんなに高くありません。

ただ、その点も帳消しになるくらい、海が美しいのも確かです。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。