カリブ海の島々の魅力
メキシコのコスメル島、ベリーズのキーコーカー、オランダ領アルバ(ベネズエラの沖にある島)の島々について、特徴や魅力を紹介します。

コスメル島で楽しめるアクティビティ

2016/09/30

個人旅行でコスメル島に来る人のお目当ては、ほぼ90%くらいがマリンスポーツでしょう。コスメル島周辺にはいわゆる「海底棚」がたくさんあり、大型海洋動物の宝庫なのです。

わたしたちもご他聞にもれず、マリンスポーツ目当てでコスメル島を訪れました。といっても、パートナーはダイビングライセンスを持っているのですが、わたしは持っていないのでスノーケリングなのですが…

コスメル島の中心街には何軒かダイブショップがあり、そちらを見比べてお得なプランを探しました。結果、港−中心街間の送迎付で、3箇所でスノーケリングできて36ドルというツアーを予約しました。ダイバーは3タンクで90ドルだったと思います。

コスメルは海の透明度が非常に高いことで有名で、晴れた日は視界が20−30メートルほどにもなるので、ダイバーとスノーケラーは同じスポットで楽しめるとショップでは説明されました。本当かなあ、と眉唾で聞いていたのですが、実際行ってみると本当でした。

マンタレイや、巨大なカメや、サメなどの大物がバンバン見られたのです。視界がとってもクリアなため、20メートルほどの底の方にいた巨大なロブスターもばっちり見られました。みんなでボートに上がってから、こんなものを見た、という報告会をひとしきりしたのですが、ダイバーたちが見ていたものをスノーケラーの自分もほとんど見ていたと知って、何だか得した気分でした。

これで36ドルはお値打ちなので、もう一度同じツアーに参加しようとも思ったのですが、マクロ(大型動物)はたくさん見たのでミクロ(サンゴや小さな熱帯魚)も見たい気持ちもありました。そこでツアーには参加せず、独自にスノーケリングスポットを開拓することに。

西側の海岸線は波が静かなのですが、岩場だらけでビーチらしいビーチはありません。中心街から3キロほど北に行ったところに、古い小さなホテルが並んでいるエリアがあります。この岩場周辺はまずまず魚影も濃く、岩場に張り付いたサンゴも綺麗でした。満ち潮の際は岩場に寄せる波の力が強くなりますので、岩場に叩きつけられないよう注意してくださいね。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。