セブ島移住の10ヶ条
短期滞在、長期滞在、生活について、食事事情、おすすめスポットなどセブ島移住の10ヶ条を紹介します。

セブ島移住のインフラ情報

2013/08/05

セブ島に移住する時は、インフラが整っているか確認する必要があります。電気・水道・ガス・インターネット、そして移住後の諸手続きをしやすい環境がベストです。都会暮らしの場合は問題ありませんが、田舎暮らしの場合を考えて見ましょう。

電気はなくてもランプで生活できます。日本でも山間の旅館はランプを照明に利用しています。現地の人たちは日暮れと共に就寝し、夜明けと共に起きるので灯かりは必要ありません。テレビは自動車のバッテリーを利用して見ています。1回の充電料が20ペソ(40円)です。冷蔵庫は必要ありません。一回分の食材しか買わないのでストックする必要が無いのです。

水道は、村落ごとに共同の井戸があり使用料は無料です。山の伏流水で天然のミネラルウォーターです。洗濯は清流の川で行いますから、水道も必要ありません。

ガスはお店にボンベを持っていくと、ガスを注入してくれます。毎日使用しても月額1000ペソ(2000円)くらいですが、田舎で1000ペソ稼ぐには10日以上掛かります。

ガスを使用するのはリッチな田舎暮らしの人達で、現地ではココナッツを利用します。ココナッツの木に、サルのように素早く登り実を落としていきます。先ずはココナッツのジュースを飲みます。天然のスポーツドリンクとして人気があります。次に白い果肉を剥がして食べます。脂質が豊富で天然のバターに似ています。食べ終わった殻をナタで割って、薪の替わりにします。火が付きやすく、火力もあり無料で手に入る天然燃料です。穴を掘って椰子殻を入れ、火を点けてから土を被せれば、簡単に椰子殻炭ができます。椰子殻炭は、袋に入れて20ペソで売る事もでき、田舎の貴重な現金収入にもなります。セブ島の田舎暮らしは、戦後の昭和期に似ています。私の感覚では、昭和35年以降の懐かしい感じがします。

さて、問題はVISAの更新などの諸手続きとインターネットです。一般観光客には、入国時に30日の観光VISAが自動的に発行されます。VISAの切れる1週間前に更新手続きをし、更新の繰り返しで最長2年間滞在できます。リタイアメントVISAやマリッジVISAを取得している場合は、毎年1月に所在確認の申請を行う必要があり、3年に1度IDカードの更新があります。日本の感覚と違い、イミグレーションの手続きは1日で終了しません。書類の申請が終わると1週間後に来てくださいといわれます。1週間後に行くと、忙しいから3日後に来てくださいといいます。IDカードの更新手続きが済むと、1ヶ月後にカードを取りに来てくださいといいます。1ヶ月後に行くと未だ出来上がっていません。何日頃になるかと聞けば、マニラの所轄だから判らないと言います。3ヶ月後に行っても未だ受け取れませんでした??

セブ島の田舎暮らしは、ゆったりして良いのですけどイミグレーションに何度も行くことに疲れて、都会に近い田舎に引っ越す方もいます。田舎はインターネット環境がありません。アンテナで受信する無線ラン接続は、都会の周辺に限定されています。USBのメモリーで接続するタイプは、携帯電話の周波数を利用しているのでアンテナ基地の無い田舎では、宝の持ち腐れです。インターネットは海外移住の必須条件ですが、必要としない人には関係無い事ですね♪

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。