ニュージーランで教えられてこと
ニュージーランド滞在(16年以上)の山下さんがニュージーランドで教えられたことを紹介します。

ニュージーランドタイム?

2011/05/19

ニュージーランドはたぶん、ほかのヨーロッパ諸国よりも時間についてはきちんとしている気はします。約束すれば、大抵その時間にやって来てくれますし。当たり前ですが、学校や会社も始業時間にはうるさく、厳しく徹底しています。だから、それほど時間にルーズという感覚はありません。

ただ・・・わたしの場合、少し「余裕」は見ているかもしれません。それは待たされるというよりも、先に行かれてしまうという場合があるんですね、これが。

特にバス。バスが予定時刻よりも早く来て、さっさと出発してしまうことがあるのです。いつも誰も乗車しないバス停では、「お客さんがいるはずがない」と勝手にドライバーが思いこんでいて通過されてしまうこともあります(上の空で運転していることが多いから、よくあります)。だから、時間より10分ほど早くついて、目立つところにドンと立っていないといけないのです。

まぁ、これらは待ち合わせや時刻表に関してのことです。けれど、それ以外、頼みごとや仕事自体に関してはとてものんびりしています。頼んでもすぐにやってくれることはない!

待つ待つ待つ待つ。待って待って、6か月も待ったこともあります(待ち過ぎ!?)。別に相手は忘れているわけではなく、「そのうちに」と思っているうちに時間がたっ経過しただけなんですね、これが。

こちらも急ぎでなければ、「まぁいいか」と思ってしまうわけで。日本から来たばかりの人にしてみれば、「ええぇ〜」となってしまうようですが、これがニュージーランドタイムというのでしょうか?

催促すると、「ごめん、ごめん、すぐにやる」という申し訳ないという対応にはならず、「なんでそんなにせっかちなの」と逆に思われることもあります(苦笑)。そのお陰で、こちらが遅く対応しても、特に不満を持たれることもないんですけれどね。平和のためには、案外、そんな感覚がいいのかもしれません。

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。