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パナマの地ビールとはどんなもの?
2017/08/08
パナマで地ビールを作っていると聞くと、あまりイメージが湧かないかもしれません。けれどパナマシティの旧市街、カスコ・ビエホには、いくつか地ビールを作る小さな工場=ブリュワリーがあるのです。
まずはカスコ・ビエホの中心部にある教会の裏手にひとつ。こちらは平日の早い時間帯に行けば内部の工場が見学できて、試飲もさせてもらえるそうですが、わたしが行ったのは日曜日の午後だったので、中には入れませんでした。
大のビール党のわたしがあまりにも残念がるので、それならと、連れが自家製ビールを作っているビールバーに連れて行ってくれました。Rana Dorada(金のカエル)という店で、カスコ・ビエホの魚市場側入り口にあります。
まず入店すると、ビール醸造の機械がどーんと目に入ってきます。
ビール醸造の機械
これだけでかなり気分が盛り上がりますが、なんとこちらではとても気前のよい試飲をさせてもらえます。こちらでは4種類のビールを醸造しており、すべての試飲ができるという仕組み。グラスは10センチほどの高さのショットグラスで、これになみなみとビールが注がれています。あまりお酒に強くない人は、正直、もうこれだけでいいです…と言いたくなること間違いなしの盛りの良さです。
グラスは10センチほどの高さのショットグラス
写真は3人前の試飲グラスです。わいわい試飲をして、わたしはホワイトビール、他の2人はブラウンを頼みました。
ホワイトビールはちょうどベルギービールのヒューガルデンのような、ずっしりとホップの香りが香るタイプ。正直、暑いパナマで飲むには重過ぎるかな、という気もしましたが、日本で販売したら流行りそうです。またこのときちょうど外はゲリラ豪雨の状態で、店内もクーラーが効いていたので、重いビールも美味しく飲めました。
店内はおしゃれで、店員さんも感じが良かったです。パナマ名物ゲリラ豪雨に襲われそうになったときや、暑い中での町歩きに疲れたときなど、使い勝手がいい店だと思いますよ。
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そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。