パナマってどんな所?
「パナマシティで泊まるなら、オスタル・シリリ」「パナマシティのバス完全攻略法」「旅行に適した服装」「パナマの通貨と物価感覚とは?」「パナマの食事情とは?」「パナマの地ビールとはどんなもの?」などパナマについてを紹介します。

パナマシティのバス完全攻略法

2017/07/20

バス完全攻略法

バス完全攻略法

パナマシティには近代的で快適な市バスが主要観光地を結んでおり、使いこなせばとても便利です。しかしこのバス、タルヘタ(チャージ式カード)でしか乗れず、しかもそのタルヘタはバスの中では買えない、という困りもの。予め購入できる場所で購入し、チャージしておく必要があります。

購入場所は調べればもっといろいろあるのかもしれませんが、わたしの知る限りで便利な購入場所は、Albookという大きなショッピングモールのバス乗り場前と、Albrook行きのバスの停車所がある新市街のショッピングモール・Conway。

2013年11月時点での情報ですが、まずチャージ式のカード自体が2ドル。チャージは最低1ドルからです。初乗り25セントで、路線によって運賃が変わります。乗るときは、乗降口のリーダーにカードをかざすだけ。残金が足りないと乗降口のバーがロックされ、乗れない仕組みです。大きなターミナルでは、日本の鉄道駅のように自動改札があり、そこにカードをかざす仕組みになっています。

このタルヘタを持たず市バスに乗る裏技としては、タルヘタを持っているなるべく優しそうな人に「カード持っていないんですが、お金を払うので使わせてもらえませんか」と頼むこと。女性は若いお兄さんに、男性であればおばさんに頼むと成功率が高くなります(笑)まずカードを持った人が先にカードをリーダーにかざしてバスに乗り込み、カードを渡してくれるので、それを自分でリーダーにかざして乗ります。このために、小銭は常にたくさん用意しておきたいですね。

市バス以外にも、ディアボロ(悪魔)と呼ばれるローカルバスがあります。運賃は市バスと変わりませんが、運転手がプライベートで所有するバスなので、車内には運転手好みの音楽ががんがんかかっています。そして大抵ぎゅうぎゅう詰め。一番の特徴は、塗装がど派手なこと。原色でおどろおどろしい絵や模様が描かれています。これが「ディアボロ」と呼ばれるゆえん。

治安上どうなのか、という意見もあるかとは思いますが、せっかくパナマに行くなら、小ぎれいな市バスだけではなく是非ディアボロの乗車体験もしていただきたいところです。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。