パナマってどんな所?
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気になるパナマの食事情とは?

2017/08/01

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パナマは滞在費が高い国なので、食事はもっぱらホステルのキッチンで自炊でした。それでも出歩いている日などは適当な食堂で外食することもありました。そこで真っ先に気がつくのは、料理がすべて茶色いこと……。つまり炭水化物と肉のオンパレードなのです。

典型的なのは、揚げるか焼くかしたチキンに、ライス、ポテト、煮あずきが乗っているプレート。ひとつの皿に炭水化物3種類はやりすぎじゃないのか、と思うのですが、これはパナマのみならず、他の中南米でも同じようなものでした。

それでも他の国では、申し訳程度にボイルした野菜や、カットしたきゅうりやトマトが皿の端に載っているものなのですが、パナマではそれさえありませんでした。これには、パナマならではの事情があるようです。

パナマシティで泊まっていたホステルで、JICAの青年海外協力隊でパナマに来ている女性に会いました。彼女は大学で農業科学を専攻していたため、その経歴を買われて、パナマの地方都市で農業指導をしていました。彼女によると、パナマ人はとにかく野菜が嫌いで、ほとんど野菜を食べないのだとか。

せっかく彼女が指導して土を耕すところから始め、野菜が収穫できても、料理の仕方が分からないという理由で、作物を捨ててしまったりするのだそうです。

熱帯気候のパナマでは葉野菜などが育たず、周辺国からの輸入になるので、野菜の値段が高いです。そのため一般家庭では子供の頃に野菜を食べる習慣がつかず、味覚がとにかく「肉! 炭水化物!」になってしまうのだとか。

また、暑い国では特にそうですが、味が濃いものを好みがちですよね。野菜はそういった面でも料理するのが難しいので、敬遠されるのでしょう。

しかしそこにはやはり弊害があって、肥満からくる成人病の割合が高いのだそうです。JICAの彼女の努力が実って、いつかパナマで野菜いっぱいの料理がメジャーになる日がくればいいのですが。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。

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