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パナマの気候と、旅行に適した服装とは?
2017/07/24
湿度が高いのが特徴
パナマは年中暑い熱帯性気候。ただ暑いだけではなく、とにかく湿度が高いのが特徴です。日中だと普通に部屋の中にいるだけでも、じっとりと汗をかいてくるほど。しかもわたしがパナマにいたのは11月の乾季なので、雨季の時期にはもっと暑くて湿度が高いのではないでしょうか。
乾季でも、スコールが頻繁にありました。大抵空気中の湿度が飽和する午後遅く、15時−17時くらいに、もう1歩も外に出られない、というすさまじい雨が降ります。バケツの底が抜けるとはこのことかと実感できます。ああ雲行きが怪しいな、と思ったら、とにかく近くの飲食店やショッピングセンターに避難するなり、ホテルに帰るなりして自衛しましょう。うっかり外にいると、一瞬でカバンの中までずぶ濡れになるので、電化製品などが壊れる恐れもあります。
しかしこの集中豪雨のあとは、空気がすっきりしてやや涼しく過ごしやすくなります。
こんな熱帯性気候なので、困るのはどこにいても蚊が多いこと。特に雨上がりに外にいると蚊の大群が押し寄せてくるので、蚊よけクリームやスプレーは必死です。たかが虫刺され、と思うかもしれませんが、熱帯性地域に多いデング熱などの危険性もあるので、注意するに越したことはありません。
こんな気候ですから、もちろん服装は年中半袖短パンでOKです。日本の真夏の格好を想定していけばちょうどいいです。ただ盲点なのが、ショッピングセンターなど屋内の過剰冷房。外が暑いからといって薄着で長時間の買い物に出たりすると、確実に身体の芯まで冷え切ります。わたしはうっかりこれをしてしまい、見事に体調を崩しました。そのため屋内で長時間過ごす予定があるなら、パーカーなどのはおり物は必須、足元もサンダルではなく普通のスニーカーなどがおすすめです。
パナマはキリスト教の国ですが、少なくともパナマシティでは保守的な印象は受けませんでした。パナマ人も、露出など気にせず好きなものを来ているように見えました。暑過ぎて露出せずにはいられないのかもしれませんが…
以上を参考に、快適な街歩きを楽しんでくださいね。
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そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。