パナマってどんな所?
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中南米で電化製品を買うならパナマ

2017/07/07

中南米中から買い物目当てにやってくる

中南米中から買い物目当てにやってくる

中南米の国々は輸入品に対してヘビーに関税をかけているため、電化製品や海外ブランドの衣服などがびっくりするくらい高いです。ほぼすべてのものが日本より高い、と考えて間違いないです。すべての国で平均収入が日本の3分の1くらいなので、例えばパソコン、デジカメやスマホなどは、かなりのぜいたく品ということになります。

しかし中南米で唯一、免税で電化製品を買える国があります。それがパナマ。許容範囲内の値段で、緊急で何か電化製品を買う必要があれば、パナマが一番だと思います。

例えばCanonの1600万画素のデジカメが90ドル(2013年12月当時)。サムソンのラップトップが400ドル。LGのスマホが200ドル、といった具合でした。

日本製品は相対価格が高いため敬遠されるのか、あまり見かけないか、見かけても少数でした。韓国製品が圧倒的な面積を占めていたように見えました。中南米の人々も、「日本製品はクオリティが高いのは知ってるけど、値段がね〜」と口をそろえます。日本人としては日本製品に頑張って欲しいところですが、もしわたしが何かを買う場合でも、クオリティによほどの違いがなければ、安い方を買ってしまうと思います。痛し痒しですね。

パナマシティには、中南米中から買い物目当てにやってくる観光客を見込んで、大型ショッピングモールがいくつもあります。興味深かったのは、ベネズエラ人の多さ。泊まっていたホステルの客のほぼ3分の1がベネズエラ人、ということもありました。

彼らによると、ベネズエラでは外国製品に対する関税がとんでもないことになっていて、例えばパナマでは200ドルで買えるLGのスマホが、ベネズエラでは1000ドルくらいするのだそうです。確かめたわけではないのですべてを鵜呑みにすることはできませんが、本当であればものすごい差ですね。ちなみにホステルで知り合ったベネズエラ人の1人は、LGのスマホを2台お買い上げしていて、1台はベネズエラ国内で転売するのだ、と言っていました。

ということで、中南米で急に電化製品が壊れてしまった場合、パナマを通り道に出来そうであれば、パナマで買い物することをおすすめします。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。