神社参拝の旅
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伝説の寺、乙宝寺(新潟県)

2012/05/22

乙宝寺は、今昔物語にもでてくる歴史のあるお寺です。乙宝寺に伝わる伝説とは、ある日のこと、夫婦の猿がやってきて、僧侶に写経をねだったというお話です。夫婦猿二匹が、つぎに生まれ変わるときには人間として生まれ変わりたいといとの思いで写経を求めたというお話です。また、平安時代には、空海が地方をまわっていた時に立ち寄った場所といわれており、空海が乙宝寺境内の大地を仏具である「独鈷杵」で突くと水が湧き出したとされる伝説もあります。独鈷で突いた水、どっこすいがしだいに訛ってきて「どっこん水」と呼ばれるようになり、その水は今も境内に豊富に湧き出ています。そしてその「どっこん水」はスーパーなどでも販売されるようになっています。甘いものがお好きな方であれば、「乙饅頭」が近くのお店で販売されています。

乙宝寺は私の故郷の漁村にあります。大きな池にはたくさんの鯉や錦鯉が泳いでいます。そこからは国指定の重要文化財であります、三重の塔がみえます。ほかにもたくさんの重要文化財があるお寺です。

奈良のお寺では拝観料が必要になるお寺もありますが、乙宝寺は無料でみてまわれます。線香とろうそくを50円でいただいて、仏様を供養している方々が多くいます。私もろうそくをつけ、線香を焚いて、仏様を供養させていただいてから大日堂に入ります。

大日堂に入りますと、社務所にて御札や御守り、おみやげ品などを販売しています。大きな賽銭箱のまえには大きな仏像が三体みえます。また、奥のほうには有料で拝観できる歴史を感じさせるご神体や、歴史を感じさせる芸術作品や昔の服装などが展示されている部屋があり、骨董やお寺好きの方にはおすすめの寺社です。

乙宝寺ホームページ

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ライタープロフィール

MUMUさん/男性/年齢:50代/新潟県在住/神社が好きで日本各地をまわっています。趣味でボーカロイドでの音楽作りやギターでオリジナルの歌をつくり、ときどきライブもしています。自分らしく生きることをモットーにしています。