作詞家の舞台裏
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作詞家の仕事場はどこ?

2014/03/27

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作詞家の仕事場には、自宅・レコード会社・プロダクション・出版会社・出先があります。原稿用紙を使用していた頃は、自宅で原稿を書き郵送するだけで済みましたが、現代では作詞だけでなく、マルチ的な要素を求められます。

作詞家の手順は

1、レコード会社で打ち合わせ
レコード会社の担当者と歌手、そして歌手が所属するプロダクションの担当者が集まります。一般には企画会議と呼ばれ、次回新曲のタイトルやストーリー、テーマを話し合います。企画が決定すると作詞家・作曲家の選定に入り、オファーしたりコンペを開く場合があります。歌手の恩師や一連のヒットを生み出している作詞家の場合は、打ち合わせから立ち会います。

私の場合はコンペッションとP盤による指名になります。この世界は新人が育ちにくい環境にあり、大御所といわれる数%の作詞家が牛耳っています。

2、オファーを受注し創作に入る
オファーを受注すると創作に入りますが、殆どの場合は自宅で作業する事になります。与えられたテーマとストーリーに対して何十というタイトルを書き出し、頭の中で作品の映像を広げていきます。

作詩は無の状態から創作するので、産みの苦しみがあります。ゴミ箱は捨てた作品で溢れ、下書きのノートは1冊使い込んでしまうのです。私は、今でもパソコンは使用しません。何故ならば、書き直した足跡が必要だからです。修正があっても消しゴムは使用せず、完成するまでデータとして保存するのです。

3、レコーディングの立会い
完成した歌詞が作曲家に渡り、次に編曲家に渡ってレコーディングが始まります。ガラス越しに歌手がスタンバイし、ミキサーとレコード会社の担当者が座り、作詞家と作曲家が共に座ります。

歌手は作曲家から歌唱指導を受けており、現場では作曲家が中心になりますが、どうしても歌いにくい言葉や伝わりにくい言葉がある場合は、現場で修正します。私の場合は修正に時間が掛かりませんが、B面の作詞家は1時間以上経っても修正できず、スタジオのレンタル代が加算されるので、後日に再収録となりました。

後日再収録に立ち会うと、B面の作品が入れ替わっていました?プロデューサーに「うん!入れ替わったのですか?」と聞いたら、「歌詞の修正は新人でも10分以内、現場でさっと出来なきゃダメなんだよ」と言います。

レコーディングは関係者すべての人生が掛かっているのですねえ。私は制作の過程がわかるノートを持っていますから、サッと修正できるのです。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。

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