- 作詞、作曲の方法
- アマチュアミュージシャンとして活躍しているMUMUさんの作詞、作曲の方法を紹介します。
思い出に残っているライブ
2012/08/14
忘れられないライブ
十年間、音楽活動を休止していて、再開してから最初に考えたのが、弟との演奏と歌を弟の娘さんと奥さんに聴いてもらおうということでした。突然、そのように思いついたのです。それがナチュラルコンサートです。ライブを企画して、コンサートをしましたが、そのときには弟の娘さんと奥さんは来られませんでした。その月に、弟の娘さんが事故で亡くなりました。そのときに私がライブを企画しようとしたのは、潜在意識のなかで、悲しい出来事を察知していたからなのかもしれないと思いました。
その後、弟とバンドを組み、弟の奥さんと娘さんと夫婦の友人たちを招待しての追悼コンサートが強烈な思い出ですが、やはり、私の兄と弟の結婚式で、二人の結婚にあうようにつくった歌を歌ったことを書きたいと思います。
兄の結婚式で弾き語りをしたときには、親族たちが泣いて感動してくれました。弟の結婚式では、私が結婚式の進行と司会も務めたのです。結婚式の進行と司会を勉強するために本を購入して、進行具合をなんどもレポート用紙に書き直しつつ練り上げました。当初はすべての親族から一言、お祝いの言葉なりをお話してもらえるように計画していたのですが、私の叔父がそれでは結婚式に時間がかかりすぎるとクレームが入り、とりやめたのです。
式のまえはいつものように、プレッシャーでぐだぐだしていたのですが、そんな私の姿をみていた弟は、「兄貴は本番になるとぴしっとするから」などと話していました。そうして本番です。シャキッとして進行表をみながら司会をしていましたが、お酒が入ってくると、弟の奥さん側の親族が一言お祝いの言葉をいわせて欲しいと言い出しました。私はやっぱりそうなったかと思いましたが、W側の親族の方々にお祝いの言葉をいただくことにしました。
場が落ち着いたあと、私のオリジナル曲を弾き語りで歌いました。「永遠に君と出逢いたい」という歌でした。結婚式でこの歌をやるさい、父から、「すでに出逢っているのに、永遠に君と出逢いたいっておかしくないか?」と言われたのです。私は、出逢ってからも、いままで知らなかった相手のさまざまなことを新発見したり、おたがいに成長し変化していくものだから、そうした新たな「出会い」をおたがいに受け入れ、また愛しあうことができたら素敵だね、という歌なのだと説明したのでした。みなさんも感動してくれた、あのライブが忘れられないライブです。
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MUMUさん/男性/年齢:50代/新潟県在住/神社が好きで日本各地をまわっています。趣味でボーカロイドでの音楽作りやギターでオリジナルの歌をつくり、ときどきライブもしています。自分らしく生きることをモットーにしています。