初めての作詞入門 特別編
「ご当地ソングの作り方」「アンサーソングの作り方」「替え歌作詞法」「歌詞の続き作詞法」「作曲を依頼する方法」「編曲を依頼する方法」「CD&DVDを作る方法」など初めての作詞入門 特別編を紹介します。

CD&DVDを作る方法

2013/05/08

歌詞、作曲、編曲、カラオケ、そして歌手が見つかったらCDやDVDに収録しましょう。宣伝用に市役所、商工会、商店会などの観光課へ配布したり、地元のミニFMに渡します。

歌手が充分納得するまで歌い込んだら、レコーディングスタジオで収録します。楽器店やバンドの練習スタジオ内にレコーディング設備があります。時間当たり3000円から5000円前後を予定しておきましょう。私の場合は、明るい感じ、暗い感じ、感情を薄く、感情を濃く、普通にと5回収録します。そして、其々の良い部分だけを切り取って貼り付けていくと完成します。しかし、これはミキサーの扱いに慣れているプロで無いとできません。

一般のスタジオでは、マイクやカラオケのスイッチを扱う程度です。1発録りのレコーディングで間違えても最後まで歌い、気になる部分だけ歌い直す事ができます。スタジオでマスター作業ができない場合は、5回ほど歌わせて全てのデータを送信します。専用のマスターソフトを使用し、完パケという「マスターテープ」に仕上げてくれます。マスターテープを依頼する場合に注意する事は、カラオケを一緒に録らないことです。カラオケが一緒だと編集ができません。ボーカル部分だけを5テイク収録してください。

エコーやリバーブなど音響効果は一切付けないで下さい。マスター作業で、カラオケと声のバランス、音圧、音響効果を施します。つまり、収録現場で歌った歌手よりも、できの良い仕上がりになってしまいます。CDやDVDには其々特性があり、聞きやすく、感情が伝わりやすい加工が必要なのです。

マスターテープが完成したら、自宅のパソコンで好きな枚数を焼く事ができます。この場合は著作権法上、作曲者と編曲者の承諾が必要になります。フリーの表紙やインレイカードを作るソフトもありますし、紙パックのジャケットもあります。CD&DVDを製作する業者もあり、コピー、バーニング、プレスと品質が高くなります。業者に委託すると10枚、100枚単位の製作も可能です。ちょっと値ははりますが、ジャケット、インレイカード、盤面プリント、包装など、市販のCDやDVDと同じ仕様で仕上がる事ができます。

私が一番最初に作ったCDは「池町川情話・筑後路旅情」です。いきなり日本コロムビアより1000枚P版で作ってしまいました。経費を総合すると100万円掛かりましたから、1枚1000円で元は回収できます。二回目からはコツを覚えて経費を節約した結果、80万ほどで完成しました。歌手に少し販売手数料を支払えます。

はじめに100枚程度作る方が多いですが、100枚はあっという間になくなってしまいます。CD&DVDの単価自体は安いので、1000枚単位でも数万円しか違いません。初めての作品をCD&DVDに、そしてあなたの心にプレスしてみませんか♪


森田一夫音楽クリニック
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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。