初めての作詞入門 特別編
「ご当地ソングの作り方」「アンサーソングの作り方」「替え歌作詞法」「歌詞の続き作詞法」「作曲を依頼する方法」「編曲を依頼する方法」「CD&DVDを作る方法」など初めての作詞入門 特別編を紹介します。

作曲を依頼する方法

2013/04/21

作曲を依頼するには、作詞に併せた作曲家を探さなければなりません。歌謡曲とポップスでは作曲法が違うからです。音頭、歌謡曲、演歌、ポップス、ダンスミュージック等、オールマイティの作曲家もいます。しかし、アマチュアや趣味の作曲家は得意の分野があるのです。作曲家も、アマチュア、セミプロ、プロと其々に違いがあります。

趣味の作詞家は、同人誌やネットサークルから作曲者とコンタクトを取る事ができます。同人誌には、新人作詞家&作曲家の会「シルクロード」と「こけし人形」があります。作品を発表すると、同人の作曲家が曲を付けてくれる場合もあります。コンテストで入賞すると、商品化される場合もあります。

ネットにはポップスや歌謡曲をMIDIで作る作品発表サイトがあります。MIDIとは、ディスクトップミュージックといわれパソコンと専用ソフト、MIDI音源、そしてMIDIキーボードで音楽を作ります。カラオケや、CD、DVDの商用音楽も、殆どMIDIで作られており作曲、編曲、歌いれ、ミックス、マスターと、一連の作業をこなす事が出来ます。また、最近注目を集めている「ボーカロイド」のサイトに参加する事もできます。サークルに参加すると、作詞、作曲、編曲、歌、マスター、動画など、担当者が集まります。

プロに作曲を依頼するには、所属事務所や個人事務所に申し込む必要があります。ネット上で「作曲 編曲」と検索すると結構作曲家が見つかります。ただし、作詞の内容、作詞者の実績、商品化の意図、そして予算を聞かれます。私が福岡で事務所を開いている時は、月に2〜3人の作詞家が訊ねてきました。「お忙しいところ申し訳ありませんが、私の詩を見ていただけますか?」とノートをだします。う〜ん!ノートに書いた作品を見せる方は趣味と判断しますが、仕方なく拝見しました。ざっと目を通して「う〜ん!私が作曲したい作品はありませんでしたが、頑張ってください」と丁重にお引取り頂きました。

きちんと原稿用紙に書いて持ってくる方も沢山訊ねてきました。「先生、私の作品に曲を付けて貰えないでしょうか?」と100作品ほど出しました。「あのう、これ全部に目を通す事はできませんので、A面B面の2作品を選んでください」しかし、1時間たっても自分で選ぶ事ができません。

プロの作曲家に依頼する場合は、
1、作曲して欲しい作品は2曲に絞り、原稿用紙で提出する事。
2、何の目的で作曲して欲しいのか明確にする事。
(趣味、地元配布用、歌手を探すため、商品化のため等)
3、作曲家は、作曲した印税で生活しています。
印税の対象にならない依頼の場合は、謝礼が必要になります。

アマチュアもプロも懇意にして足しげく通い、交流を大切にすると事が上手く運びますよ♪


森田一夫音楽クリニック
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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。