初めての作詞入門 特別編
「ご当地ソングの作り方」「アンサーソングの作り方」「替え歌作詞法」「歌詞の続き作詞法」「作曲を依頼する方法」「編曲を依頼する方法」「CD&DVDを作る方法」など初めての作詞入門 特別編を紹介します。

ご当地音頭の作り方

2013/04/09

ご当地音頭は地元のための音頭であり、盆踊りやイベント時に使用されるメリットがあります。地元の名物や自然、そして気質などを取り入れるとオリジナルな音頭になります。ご当地ソングを作る場合は、初めから広域な音頭にするのではなく、町内規模がベストです。私の場合ならば、「博多ゆめ咲き音頭」「久留米ゆめ咲き音頭」「南町ゆめ咲き音頭」です。はじめから「博多ゆめ咲き音頭」では荷が重過ぎますし、経費もかなり掛かってしまいます。「南町ゆめ咲き音頭」ならば、パソコンでCD1枚焼けば良いのです。

町内規模のご当地音頭を1作品作ると、他の町内からも依頼が増えてきます。盆踊りやイベントの時だけでなく、婦人会や町内会での練習にも使われ浸透していきます。一度浸透すると、何年、何十年と受け継がれていく心地良さがあります。


久留米とんこつラーメン音頭 詞曲 森田一夫

ハア〜久留米良いとこ一度はおいで
一度といわずに二度おいで
こってり さっぱりコクのある
とんこつラーメン食べたけりゃ アソレ
屋台が一番 味一番 アソレ アソレ アソレソレソレソレ

久留米はとんこつラーメン発祥の地です。私はセブ島に移住しているので、思わずヨダレが出そうになりました。

ご当地音頭の出だしで「ハア〜」を入れると音頭っぽく聞こえます。
頭の出だしで地名を使います。
地元の特徴を取り入れます。
アソレ、アソレソレソレ等の掛け声を使用すると、踊りやすく振り付けもしやすくなります。

一度作詞をした後に「ご当地訛り」に変換する事もできます。


ハア〜久留米良かとこ一度はきんしゃい
一度ちゃいわずに二度きんしゃい
こってり さっぱりコクがあっとよ
とんこつラーメン食べたけりゃ バサラ
屋台が一番 味一番 アソレソレソレ

ちょっと九州っぽくなったでしょうか?
ご当地音頭とは違いますが、九九算音頭や人生これから音頭も作った事があります。九九算音頭は、九九算を覚えるための音頭です。人生これから音頭は、おじいさんおばあさんに捧げた音頭で、健康体操のような振り付けです。

音頭を作る時は、踊りの振り付けにも配慮した作詞が必要になります。音頭は、明るく元気で夢と希望を与える力を持っています。


森田一夫音楽クリニック
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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。