フィリピンで一番暮らしやすい島
長期滞在者とリタイアメントにとって、暮らしやすいエリア、フィリピン ネグロス島を紹介します。

ネグロス島の州都ドマゲッティで英語体験

2012/09/27

ネグロス島の州都ドマゲッティには、春休みや夏休みを利用した英語の体験学習をする、日本の子供たちを見かけます。自然環境あふれる居住空間での共同生活は、臨海学校のような楽しみと、生きている英語に接する貴重な経験を積む事ができます。

学年に合わせて現地の学校に通う事もでき、英語のレベルに合わせた通学もできます。フィリピンは半年以上有効なパスポートと帰国のエアーチケットがあれば、21日以内の滞在でVISAを必要としません。ただし、未成年者は入国時に成人の同行が必要です。

一般の公立は、フィリピン国籍者を対象としている為、体験入学や語学留学には私立を選ぶ必要があります。幼稚園、小学校、ハイスクール、カレッジと、要件を満たしていれば誰でも体験入学や留学ができます。

私たち父娘の場合は
娘が6歳の時、2週間の観光旅行で地元の幼稚園に体験入園させました。
手続きは簡単で、書類にサインし料金を支払うだけです。
当時2週間で500ペソ(2000円)程でした。

制服を貸してもらい、英語もタガログ語もまったくわからない娘を、いきなり別世界に放り込みました。私は幼稚園のテラスで子守やお母さん達と雑談したり、自家製のお菓子や食べ物を持ち寄って時間を過ごしました。

娘は多分泣いているだろうと思ったら、何と!キャッキャ言いながら楽しそうに遊んでいます。子供にとって遊ぶ事がコミュニケーションであり、言葉は手段でしかないのですね。

移住の準備に3年かかり、本格的にドマゲッティに着たのは娘が9歳の時でした。事前に下調べを行ない、日本の成績表、出生届けの英文訳、戸籍謄本の英文訳を用意しておきました。出生届と戸籍謄本の英文は、パスポートと3ヶ月以内の戸籍謄本を用意すれば、在セブ出張駐在官事務所で発行してくれます。

小学校4年生からの新規入学ですが、娘は日本人なのでSSPと言うVISAが必要になります。短期の21日間を過ぎる場合は、語学留学でもSSPのVISAを取得しないと違法滞在者になります。SSPとは「Special Study Permit」の略語で、勉強する為のVISAです。ハイスクールや大学もSSPの対象となります。

短期や長期に関わらずネットで検索すると、ドマゲッティの大学や系列のハイスクール、小学校のガイダンスがありネットを通じて申し込む事もできます。SSPのVISAも代理で取得してくれます。

英語は習うよりも慣れろと言います。私の娘は、まったく英語が判らないのに入学させましたが今では、英語、タガログ語、ビサヤ語、スペイン語、日本語、そして博多弁を流暢に使いこなしています。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。