フィリピンで一番暮らしやすい島
長期滞在者とリタイアメントにとって、暮らしやすいエリア、フィリピン ネグロス島を紹介します。

ネグロス島の州都ドマゲッティは学園都市

2012/09/21

ネグロス島の州都ドマゲッティは、市内の半分以上をシリマン大学が占めているフィリピン唯一の学園都市です。プロテスタントがアジアで一番最初に開校した大学として、最古の歴史を誇ると共に多くの優秀な人材を送り出しています。アジア随一の規模を持ち、近隣諸国をはじめ世界各国より多くの学生達が学んでいます。

シリマン大学以外にも、3つの総合大学と6つの大学、そして医療の専門学校があります。更に、公立や市立、そして私立の幼稚園、小学校、ハイスクールを含めると、棒を投げれば学校に当たるほどの学園都市です。

ドマゲッティの主要道路や公園は、度々全面通行止めになり多くのイベントが開催されています。祝日や記念日には、小学校から大学まで全ての学生が動員されパレードが行われるのです。

学校のフラッグとプラカードを掲げる学生に続き、ブラスバンドやパーカッションバンドが軽快なリズムを刻み、美しい健康美と鮮やかなバトンさばきを魅せるチアガールが続きます。

フィリピンのセブやマニラ、そして大学の無い島からの学生達は、色鮮やかな民族衣装と独特なダンスを披露しています。チョゴリを着た韓国舞踊、チャイナドレスや祭事用の衣装に身を包んだ蛇踊り、リオのカーニバルを連想させる踊りなどで留学生達が盛り上げています。

市内には学生用のネットカフェやコピー屋さんが建ち並び、格安なメニューを提供するファーストレストランが出店しています。人口8万人の内、学生と学生の家族を合わせれば、半分近くを占める活気に満ちた学園都市です。

日本や韓国、台湾、そして中国から最も近い英語圏として姉妹提携をしている大学が多く、国際基督教大学、四国学院大学、お嬢様大学として有名なフェリス女学院大学の留学生も多数います。

フィリピンでは英語を公用語としている為に、アジア各国から英語の授業を受ける目的もあるのです。ドマゲッティではネイティブの貧困層が暮らす、一坪くらいの雑貨屋での買い物も英語で通用します。5歳くらいの子供でも英語でコミュニケーションが取れる、教育水準の高いエリアとして知られています。

私はターザン英語ですが、何不自由なく生活を楽しんでいます。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。