フィリピン語学留学(英語)・幼児&お母さん編
「幼稚園事情」「学費と教材」「幼稚園のセキュリティ」などフィリピン語学留学・幼児&お母さん編を紹介します。

フィリピン幼稚園の学費と教材

2012/10/29

フィリピン幼稚園の学費と教材ですが、私設幼稚園と私学付属幼稚園では違いがあります。パブリックの幼稚園もありますが、こちらは外国人の入園ができません。

私設幼稚園の場合私設幼稚園に入園する時の費用には、入学金、授業料、教材費、寄付が必要になります。入学金は授業料の1ヶ月分、授業料が平均月額500ペソ(1000円)、教材費はノートとボールペン絵本くらいになります。寄付金とは、幼稚園の修復費や、先生のボーナス、そして祭事の時に徴収されます。私設の場合は制服がありませんし、運動する場所も無いのでジャージも要りません。普段着で構いませんが上履きが必要になります。時々教会の神父さんやシスターが講和に訪れるのでお菓子やお米、インスタントラーメンなどの貢物が必要になります。

私学付属幼稚園の場合私学付属幼稚園の場合は、入学金、授業料、教材費、制服一式、ジャージ一式、小物類が必要になります。海外からの子女も多い為に、教会の寄付などはなく宗教的な祭事も最低限に抑えられています。

入学金は授業料の1ヶ月分、授業料は月額1000ペソ(2000円)前後になります。教材には、簡単な算数、英語の基礎、乗り物や道具の知識、お絵かき、工作、ダンス、音楽などがあります。教材は全て英語で授業の会話も英語です。フィリピン語や現地語を、園内で使用禁止している場合もあります。算数は簡単な数の数え方や足し算引き算などの基本になります。遊びながら道具を使用して学ばせる場合もあります。

娘には日本でソロバンと九九算を教えていたので算数の授業では、先生がびっくりするほど早い答えを出していました。フィリピンに九九算はないんですね。英語はABCの発音とスペルの授業から始まり、写真や絵を使って英語を教えていきます。先生はネイティブの発音ができるので、フィリピン訛りはありません。

幼稚園の始まりから終わりまで全て英語ですから、環境的に一番効果的かもしれません。私の娘には英語もフィリピン語も教えていない状態で入園させましたがほんの1ヶ月ほどでコミュニケーションを取り、自宅に帰っても近所の子供たちと仲良く遊びだしました。半年後には、私のターザン英語よりもマシになり、簡単な通訳までできるようになっていました。

絵画や工作はクレヨンを使い自由な表現と想像力を育みます。ある日の事ですが、沢山の紙と絵の具を持ってくるように言われました。おっと 本格的な絵画でも教えてくれるのかなあ・・と思っていたら学校の祭事に使用する飾り付けを園児に作らせていました。

ダンスは専用のホールで行います。日本のお遊戯とはまったく違って、オカマの先生が腰をクネクネさせながらディスコダンスを教えてくれます。音楽の授業ですが、殆どの幼稚園にピアノがありません。古びた足踏みのオルガンが1台あるだけで、園児達は紙に書いた鍵盤でレッスンを受けます。私は娘に3歳よりピアノを教えていたので、先生よりも上手く弾けていましたがその結果、祭事でのオルガンを担当されてしまいました。

一年分の学費と教材費を前払いして2割安の18000ペソ(36000円)でしたがデパートガールの半年分の収入に相当する金額です。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。