青春18切符の旅
安さだけではない、様々な魅力がある青春18切符の旅を紹介します。

大阪→東京・千葉→大阪(3泊4日)vol.6/感動と衝撃とギャンブルの厳しさを与えてくれた「有馬記念」

2011/08/28

早速馬券が買える時間になったので、第一レースの馬券を買いに行きました。ちなみに私の馬券スタイルは本命党、つまり強い馬を中心に買うわけです。ただ本命党と言っても、ある程度配当の高い馬券を的中させたいと思っているので、買う点数をかなり絞り、五百円から1千円単位で馬券を買うのです。

今回の軍資金は2万円なので1レースにかけられるお金は、的中するまでは2千円以内に抑える必要がありました。第一レースは取りあえず馬単(1着・2着の馬を当てる)4点を500円ずつ計2千円買いました。

第一レースを見るためにスタンドに行ったのですが、いきなり衝撃の光景を目にしました。まだ1レース目なのに早くも他のG1レース並みの人が集まっていたのです。G1レース自体初めての私にとっては驚きの光景だったのです。結局後ろの方でレースを観戦し、あまりよく見えませんでしたが、馬券が外れたことだけはしっかりと確認できました(笑)

その後も本命党には辛い地味に荒れたレースが続き、少し欲を書いて穴馬(人気がなくても馬券に絡みそうな馬)を買ったら、人気通りの結果になるなど、散々なレースが続きました。

結局有馬記念のレースまでに的中したレースは1レースだけで、しかもほとんど元返しの低配当でした。

そして有馬記念が近づくと、人の数がさらに多くなってきました。さすがに有馬記念はいい位置で観戦したかったので、ゴール前に近い位置まで何とか人ごみを潜り抜けて移動しました。

いよいよ有馬記念の出走を向かえ、10万人もの観客が一斉に歓声を上げました。2003年に阪神が優勝したときや、日韓ワールドカップでの日本戦よりも、遥かに凄い歓声でした。

ゲートが開かれ、それぞれの馬が飛び出たときに、また1段と歓声が湧き上がりました。その後初めてのG1レースを感動の眼差しで観戦していました。ラスト300メートルぐらいになると、観客のボルテージが最高潮になり、先頭の馬がゴールをした瞬間は、馬券を当てた喜びの歓声と、馬券を外したため息が重なり合い、少しの間場内はざわざわした状態でしたが、勝利した馬がウィニングランをすると、また場内からは歓声の声が響き渡りました。その後は表彰式を見た後、中山競馬場を去り、有馬記念の幕が閉じました。

初めてのG1レースということもあり、言葉にならないぐらいの感動を覚え、それと同時にG1レースの凄さにも衝撃を受けました。この有馬記念の観戦をきっかけに、競馬により一層魅力を感じたので、その後も競馬にはG1レースも含め何度も観戦に行っています。

ちなみに残りの軍資金を有馬記念に全て費やしたものの、見事に外してしまい、諭吉さん2枚を競馬場に寄付することになりました(笑)ギャンブルの厳しさも、この有馬記念で経験しました。

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ライタープロフィール

エイシンフラッシュさん/男性/年齢:20代/大阪府在住/旅行をするのが生きがいとも言える人生をおくっています。青春18きっぷを使って日本全国を旅しています。いずれは世界各地にも足を運ぶつもりです。趣味は野球観戦、競馬、パチスロ、資格の取得です。