ニカラグアってどんな所?
「サン・フアン・デル・スール 日帰りできるビーチ」「サン・フアン・デル・スール おすすめの宿」「古都、グラナダ」「ニカラグアで盗難に遭った経験」「ニカラグアの国内事情と、観光事情」「ニカラグアの美容院で起こった悲劇」などを紹介します。

サン・フアン・デル・スールで食べられるロブスターもどき

2015/00/00

サン・フアン・デル・スールで食べられるロブスターもどき

ロブスターもどき

中米の沿岸部と言えば、カリブ海側、太平洋側を問わずロブスターがお手ごろに食べられることで有名。ニカラグアのビーチタウン、サン・ホアン・デル・スールでも、「ロブスター」と謳うレストランはたくさんあります。

どんなに安くても、ロブスターを使った料理は一皿12−3ドル以上します。(それでも安いですが)しかしメルカド通りと 通りの交差点の角にある、地元客から観光客まで大人気のシーフード食堂では、なんと6ドルで3匹のロブスターが食べられるのです。

朝10時くらいにオープンし、お昼どきは大体3時くらいまで。夜7時くらいに再オープンし、11時頃には閉店です。開店と同時に席が埋まってしまうので、開店を待ち構えるくらいの気持ちで早めに行くのが吉です。ロブスターが売り切れ、と言われて涙を呑んだこともありました。

ロブスターはタルタルソースで、シンプルにガーリックで、ピリ辛トマトソースで、とどんなスタイルでも美味しいので、せっかくだからとサン・フアン・デル・スールに滞在中3回も通ってしまいました。

ご飯とサラダ、バナナフリットの付け合せも盛りだくさんで、大満足間違いなし。

…という経験をアメリカ人の友人に語ったら、意外な答えが返ってきました。「それ、多分ロブスターじゃないよ」

彼女によると、ロブスターと味も見た目もそっくり、でも体長がかなり小さく、値段も安いクレイフィッシュという甲殻類があって、産地のルイジアナではシーズンになるとクレイフィッシュの大食い大会が開かれるほどの名物なのだとか。

確かに、サン・フアン・デル・スールのシーフード食堂で食べた「ロブスターは、あれ? と思うほど小さかったので、彼女の言う通りあれはロブスターではなく、クレイフィッシュだったのかもしれません。ロブスターと信じ続けていた方が夢はあったでしょうが、味の方は本当にそっくりでしたよ。

関連記事
ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。