ラオスってどんな所?
ラオス旅行したそまちひろさんが、現地の様子を紹介します。

ラオスのぶっとびスポット、ブッダ・パーク

2015/11/04



ラオスの首都・ビエンチャンの郊外、ミニバスで1時間くらい行ったところに、ブッダ・パークというかなりインパクトのある公園があります。巨大なコンクリート製の仏教やヒンドゥー教の神々がところ狭しと並んでいるこの公園は、仏教とヒンドゥー教に造形の深かったブンルアさんという個人が、1958年からコツコツと作ったもの。ラオスで共産主義革命が起こると、ブンルアさんは1975年にタイに亡命してしまい、残された公園が国有化されたとのこと。

と聞いただけではちょっとイメージが伝わりにくいかもしれないので、写真を交えてお伝えします。

ヒンドゥー教の最高神、シヴァ神

これはヒンドゥー教の最高神、シヴァ神ですね。シヴァ神は創造と破壊の神とされ、古い彫刻などでは無数の手を持った姿で表されることもしばしばです。多分これはそのオルタナティブバージョンなのでしょう。不気味なタコみたいに見えなくもないですが、れっきとした宗教芸術なのです(多分)。

ブッダパーク

ブッダパークという名前のとおり、巨大な涅槃仏もあります。でもちょっと縮尺がおかしくないですか?

ヒンドゥー教で人気のある猿の神さま

ヒンドゥー教で人気のある猿の神さま、ハヌマン。躍動感にあふれています。

かぼちゃの化け物みたいな見た目

これはもはや何がなんだか、かぼちゃの化け物みたいな見た目ですが、このおどろおどろしい顔は地獄の入り口を表しており、ここから入って階段を登っていくと、天国を表す最上階にたどり着ける、というしくみ。中は狭くて暗いので、気をつけてくださいね。

などなど、奇妙でちょっと笑える彫刻が盛りだくさんのブッダパーク。行き方は、タラートサオ・モールの東側にあるバスターミナルから路線バスに乗って1時間。周りの人にブッダ・パーク行きのバスはどれ、と聞くと教えてくれると思います。

正直、絶対おすすめ!と言えるほどのものではないのですが、観光名所が少ないビエンチャンなので、暇つぶしに…くらいの気持ちで行くと楽しめると思います。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。