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- ラオス旅行したそまちひろさんが、現地の様子を紹介します。
ラオスの古都、ルアンパバーンで一番きれいな夕陽を見る方法
2015/10/20
ラオスの古都、ルアンパバーンで一番きれいな夕陽を見る方法
ラオス北部にある町、ルアンパバーンは、1975年に革命が起こるまではラオスの首都だった町です。王宮や寺院などの歴史的建造物が多く、またフランスの植民地だった時代のコロニアル調の建物なども残されていて、しっとりとした風情があります。あえて言うなら、ラオスの京都といったところでしょうか。1995年に町全体が世界遺産に登録されました。
中心部にはおしゃれなカフェやレストランが立ち並んでおり、ゲストハウスもたくさんあるので、ラオスの一大観光地と言えるでしょう。とは言っても中心地を1本はずれるととても静かで、時代をさかのぼったような不思議な気持ちになります。
この世界遺産の町なみと、夕陽を同時に眺められるとっておきの場所があります。それはチョムシー丘(プーシー)と呼ばれる小高い丘で、王宮博物館の道路を挟んで向かい側に登り口があります。階段は300段以上もあるのでちょっと骨が折れますが、ご褒美の絶景を思えば頑張れるというものです。
登りきったところには展望台のような開けたスペースがあり、小さなお寺が建っています。この展望台から、町と川の向こうの山間に沈む真っ赤な夕陽が眺められます。
東南アジアに旅行するといつも思うのですが、日本で見る夕陽より格段に大きく、赤く見えるのですが、気のせいでしょうか。空気汚染がひどいほど空気中のチリに光が反射して、夕陽がきれいに見えるのだ、という話を聞いたことがあるので、あまりいいことではないのかもしれませんね(笑)
日没の時間は季節によって違うので、インターネットでその日の日没時間を調べて、20〜30分くらい前に展望台に着くスケジュールで行動するといいでしょう。というのも、ちょうど夕陽が絶景という時間帯に行くと、展望台が人で埋まっていていい写真が撮れない可能性があるからです。
登り口から展望台までは30分くらいをみておいたらいいと思いますので、自分の居場所から逆算してみてくださいね。
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そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。