ラオスってどんな所?
ラオス旅行したそまちひろさんが、現地の様子を紹介します。

ルアンパバーン名物? 薬草サウナに行ってみよう

2015/10/27

どういう由来かは分からないのですが、ルアンパバーンには赤十字が経営する公共のサウナ施設があって、いつも地元の人でにぎわっています。温泉にしろサウナにしろ、海外でお風呂系に行き当たると試さずにはいられない性分なので、体験してみました。

こちらは薬膳サウナとのことで、薬草を入れて沸騰させたお湯の蒸気をサウナ室に送るシステムのようです。韓国のチムジルバンに似た感じでしょうか。

料金は2010年当時で10000キップ(100円ちょっと)でしたが、今は変わっているかもしれません。ちなみに開店時間は16時からと遅めでしたが、これも現在は違う可能性があるので、事前に地元の人に聞くなどして調べてくださいね。

さて、高床式になった建物に入り、受付で入場料を払ってタオルを貸してもらいます。受付横にはロッカーもあるので安心です。更衣室で水着に着替え、その上からタオルを巻きます。男女混浴なので、女性はみんな水着の上にタオルを巻いて入っていました。

サウナ室はとても狭く、5、6人入ったらいっぱいという感じ。薬草のいい香りの中、じっと汗を流します。外にバルコニー上の休憩場所があり、椅子もたくさん置いてあってくつろげるので、こちらで休憩。無料のお茶サーバーも置いてあり、いたれりつくせりです。

再びサウナ室に戻り、限界→休憩→またサウナ、を3回繰り返して、さっぱり。シャワーがないのが難なのですが、それはまあ宿に帰ってから浴びればいいということで。

地元の人しかおらず、結構じろじろ見られましたが、排他的な感じはまったくしなかったので、気軽に試してみる価値ありです。

ルアンパバーンはタイ側から国境を越えるにしろ、首都のビエンチャンからシャトルバスに乗るにしろ、移動時間が10時間を越えてしまうなかなかの辺境。長旅の後にサウナで疲れを癒すなんて、最高ではないでしょうか。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。