東京都大田区ってどんなところ?
「世界一美味しいビビンバ」「小さな中華街」「有名スポット池上本門寺」「銭湯の街」「焼き鯖すし」など大田区の魅力を紹介します。

蒲田は小さな中華街?

2020/07/22

大田区にある蒲田はJR京浜東北線と東急池上線、京急線が通る街。東急線とJR線は隣り合っていますが、JR線と京急線はそれぞれ独立した駅で、JR蒲田駅から京急蒲田駅までは歩いて10分ほどかかります。この2つの駅の周辺にはそれぞれ大きな商店街があるのですが、共通しているのが「中華料理屋さんが多い」ということ。どちらかといえば京急蒲田駅方面の方が多いように思いますが、JR蒲田駅の周りにも多くあります。

その理由は戦後、中国残留孤児だった人たちが蒲田に多く集まったことだと聞いたことがあります。その人たちが食べていくために、自身が暮らした中国の料理を出すお店が蒲田界隈に集中したそうです。横浜の中華街のような派手さは当然ないですが、実直な感じのする庶民的なお店が軒を連ねています。特に餃子に定評のあるお店が多く、パリパリ食感が楽しい羽根つき餃子はこの蒲田が発祥だと言われています。

京急蒲田駅周辺は特に、さながら小さな中華街と言えるほど中華料理屋さんがひしめきあっています。昔からの老舗が多く、中国人の料理人が作る本場の中華料理はどこもあまりハズレがありません。火鍋や点心、麻婆豆腐などそれぞれに看板メニューを持っていて、日替わりで行けちゃうほど。でも一番多いのはやはり餃子を看板メニューにしているお店です。夜になると、仕事帰りに餃子で一杯やっている人たちの姿がそこかしこの中華料理屋さんで見られます。

蒲田の中華料理屋さんの良いところは、気張った感じがなく普通に居酒屋さんに行くように気軽に行けるお店が多いところ。中華料理といえば高級食材も多く、特に都内にある中華料理屋さんは高級店も多いです。でも蒲田にある中華料理屋さんは、おじちゃんとおばちゃんが切り盛りしていて賑やか、そして安くて庶民的。ビール片手に本場の美味しい中華料理が食べられる気楽なお店ばかりです。ふらりと立ち寄ればその気さくな雰囲気と美味しさにハマること間違いなし。ぜひ一度、蒲田の小さな中華街に足を運んでみてください。

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ライタープロフィール

李内(りうち)さん/女性/年齢:30代/町田市在住/愛知県生まれ。夫と愛犬の3人暮らしのごくごく普通の主婦。仕事はサービス業。趣味は読書、料理、仕事。犬が大好きで愛犬と過ごす時間が何よりの幸せです。