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イギリス/美形を求めて〜シティとウィンザーで〜
2010/07/05
ハロッズのような「高級デパート」とされているところは、せいぜいデパ地下(実際には1階)しか知りません。衣料品は、大手スーパーチェーンのマークス&スペンサーあたりで補充します。
日本でいうところの7号サイズから25号ぐらいまで、全部同じデザインで、ズラズラーッとならんでいるのだから、これは合理的。生地でもボタンでも、ものすごい大量生産で、コストが抑えられているはずです。
「XLサイズのご婦人とSSサイズのご婦人に合うデザインは違うのです」なんて主張していないし、「せっかく気に入ったのに、私に合うサイズがないわ」ということもあんまりない(むしろ、小柄なというか、むやみにやせたがる日本人女性はサイズが合わないかも)。
下着のほうも、万人向きというのか、色気がないというのか。女性のショーツは、「子ども用」をそのまま大きくしたようなシロモノで、ブラジャーは「乳バンド」。どちらも妙にデカイ。もっとセクシーなものをお求めになる方には、そうした専門店があるのでしょう。
「イギリスには美人がいない」というのは、「イギリスにはうまいモノがない」というのと同じぐらい、「定説」です(故ダイアナ妃は、フランス人とのハーフでした)。なかなかの美人はいるのですが、どうも(フランス人と比べて)身なりにも、食べ物にも、あまりかまわない傾向があるようです。
しかし、シティあたりのエリートとおぼしきビジネス・マンには、「これは、日本のメンズはかなわんな」という男性が見られます。「背広」は、ロンドンの「サビル・ロウ」(テイラーの多い場所)が語源だという説がありますが、なるほど、スーツというのは、彼らのためにつくられた服でした。身長や足の長さに、日英の差がそれほどあるとは思えませんが(上流階級のほうが、相対的に身長は高いそうですが)。
もっと若い紳士のほうがお好みだという女性(男性も)は、パブリック・スクールの近辺に出張ります。イートン校などは、観光名所のウィンザー城に近くて、都心からのアクセスもいい。おぼっちゃまたちの制服が、燕尾服にホワイト・タイなのですから、少なくとも「遠目には」目の保養になるのです。
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オオタクーミンさん/女性/東京在住、もしかして「鉄子」と「歴女」のさきがけだったのかも知れない、ぎりぎりアラフォー世代のライターです。小さいころから、愛読書の1つが時刻表で、プライベートの国内旅行には、たとえ北海道を旅するのにも、飛行機を使うなんてことは、はじめから考えない、まったく日航を応援してない日本人です。