- イギリス面白話
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イギリス/マルボロかモルバラか〜ロンドンの街角で〜
2010/06/09
イギリスでタバコが切れてしまうと、これはキビシイ。日本の2倍以上、700〜800円はするのですから。なので、パブの外などで一服してると、「1本おくれよ」なんて人が、寄ってきたりします。「日本人は甘く見られてるのかな」と思うと、そうでもなくて、ねだる相手の人種には関係はないようです。
ついでに書くと、金髪碧眼の観光客に道をたずねられることも、けっこうあります。東京で、「見るからに外国人」に、わざわざ道をたずねる人はいないと思うけど。こんなところは、コスモポリタンな街です。
そうそう、タバコの話でした。コンビニでマルボロ・ライトでもと思って(自販機はごくごくまれに、パブの中などにあっても、日本のお仲間のような忠実さはありません)、ハタと悩みました。「アレは、マルボロでいいのだろうか」と。
Marlboroは、多少スペルが違えど、公爵家のMarlboroughと同じ意味(おそらく地名)なのではないか。とすると、後者(第二次大戦時の首相ウィンストン・チャーチルの実家)は、「モルバラ」あるいは「マァルバラ」などと発音することだし……。
というのも、やはりタバコのPall Mallは、日本では「ポールモール」だけれど、ロンドンの地名では、「パルマル」ないし「ペルメル」です。
イギリス人は外国人が使うコトバに対して、フランス人ほどイケズではないのですが、高校時代のアメリカ人講師仕込みのイングリッシュならぬアメリカンで、「トメィトゥ」といえば、「トマァトォ?」と聞かれ、「ウォーラー」は「ウォーター」と復唱されます。コーヒーのつもりで「カーフィ」といったら、コーラが出てきたのは、これは発音だけの問題ではないようですが。
コンビニで、「マルボロ・ライト」といったら(念のため、指をさして)、ちゃんとMarlboroが出てきたのですが、「lights」のほうを復唱されました。はいはい、RとLの区別は苦手です。
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オオタクーミンさん/女性/東京在住、もしかして「鉄子」と「歴女」のさきがけだったのかも知れない、ぎりぎりアラフォー世代のライターです。小さいころから、愛読書の1つが時刻表で、プライベートの国内旅行には、たとえ北海道を旅するのにも、飛行機を使うなんてことは、はじめから考えない、まったく日航を応援してない日本人です。