選挙事務所のアルバイト体験記
選挙事務所はどんな仕事をするの?けみさんのアルバイト体験記を紹介します。

はじめての選挙事務所で感じた劣等感

2014/07/28

はじめて選挙事務所に行った時には全ての人たちが自分よりも頭が良さそうに、また知識が豊富に感じました。選挙事務所ということもありお手伝いに居ている人たちはきちんとした服装をしていたことが大きな要因でしょう。男性はスーツ、女性も簡単なジャケットなどを着用していました。私はと言うと、大学の帰りに立ち寄ったこともあり、Tシャツにスカートのカジュアルな装い。自分一人、存在感が浮いているような気がして知り合いの秘書さんに対して申し訳ない気持ちでいっぱいになりましたね。次の日からはある程度きちんとした装いにチェンジ。大学内では浮いてしまう服装でしたので、大学がある時には着がえも準備。ただ、すぐに着がえの準備は不要に。夏休みに入り、大学に行く必要がなくなったこともありますが、おそろいのTシャツを着ることに。おそろいのTシャツは議員さんの選挙スタッフであることが直ぐに分かるTシャツでした。けっしてオシャレとは言い難いデザインでしたが。選挙事務所内にいると感覚がおかしくなるのか?支給されたTシャツを着ることで自分がスタッフの一因になれたと感じ、かなり嬉しかったですね。

同じ年齢の子たちはみんなお金もち
選挙事務所には同じような年齢の人たちが何人もいました。私のように大学の夏休みを利用してお手伝いをしている人もいれば、会社の休みを利用してお手伝いをしている社会人もいました。同じような年齢の人たちと友人関係になれると喜んだのもつかの間。みんな地元の名士や地元の企業、さらには地域の市会議員や県会議員の御子息ばかり。普通のサラリーマン家庭の私はかなり劣等感を感じました。親の職業がすごい人ばかりだったので、みんなお金持ちだから私とは違う世界の人なんだと感じていました。アルバイトの仕事をして他の人たちと仲良くなるにつれて劣等感は少なくなりましたが、やはり育ちの違いは感じましたね。

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ライタープロフィール

けみさん/女性/年齢:40代/岡山県在住/子供二人の母、大学時代に塾講師を経験そのまま就職するが、公務員試験に挑戦。地方公務員となるが二人目を妊娠し退職。大学時代にアルバイトをしていた塾で再び塾講師に。