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初心者でも大丈夫!「夢おりの郷」で本格的なはた織りを体験
2020/03/18
はたを織るというと、鶴の恩返しの話の印象が強いですよね。あのトントンとする様子に幼いころに憧れ、はた織りに似た体験ができるおもちゃを持っている友だちの家で遊ばせてもらったものです。
そんなはた織りへの夢を現実にしてくれたのが「夢おりの郷」でした。居酒屋で一緒になった別の一人旅の女性から楽しかったと聞き、これは行ってみようとなったのです。
奄美大島と言えば、高級着物としても知られている大島紬が名産。「夢おりの郷」はそんな大島紬の技法を解説、希望者には体験もさせてくれる珍しい施設です。事前予約は必要なく、入館した「はた織り体験をしたい」と言えばそのまま通してくれましたよ。ただし私が行ったときはオフシーズンだったからで、確実に体験したいのならばホームページから予約した方が良いかもしれません。
体験する場所は販売用の大島紬を織っている方々と同じ部屋になり、臨場感たっぷり。他の方が織っている生地の繊細な美しさにうっとりしました。
体験コースの場合、まずは何色の糸を使うのか選びます。色数には指定はなく、私はインスピレーションで4色を選びました。
私は体験したのは初心者向けだったのもあって、糸の扱い方も簡単。糸が束になっている部分の下を通して、はた織り機をパッタンとやるだけ。だいたいの目安ですが、5歳くらいからできるそうですよ。幼稚園の年中や年長さんからOK。
40分くらいで約20センチのシートが完成。ランチョンマットくらいの大きさです。それで体験指導料も含めて2,500円しなかったくらいなので、お土産物としても気軽にできますよね。私は帰宅してから玄関のシューズボックスの上に敷いていました。
私が体験したのは糸がやや太く扱いやすい初心者コースですが、本物の大島紬に使用する繊細な色を使用した上級者コースもありました。時間はかかるものの、いきなり上級者コースを選択できるそうなので、興味がある方はぜひ挑戦してみてくださいね。
私ははた織りをしている途中、一人で上級者コースに挑戦している20代らしきイケメン男性の存在に気づいてしまい、途中から煩悩のかたまりになっていました(笑)
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えのきさん/女性/年齢:30代/東京都在住/限りなくブラックに近いグレーな会社で激務を5年間経験。その後、自由を求めてフリーランスとして独立。現在は元気すぎる娘に手を焼く日々。趣味は一人旅と野球観戦とアニメと漫画。