奄美大島ってどんなところ？: 「奄美大島の食べ物」「奄美観光ハブセンター」「奄美大島のビーチ」「カヌー体験」「奄美大島の交通事情」など奄美大島の魅力を紹介します。

噂のハブvsマングース！奄美観光ハブセンターに行ってみた。その2

2020/03/10

奄美観光ハブセンターで念願の「ハブ対マングース」を観ることになり、ワクワク気分の私はホールへと案内されました。そこは人間の腰くらいの高さの堅い壁に囲まれたリングのようなものがあり、ここで戦うんだ！と思ったのもつかの間、ホールにいたおじさまから衝撃的な言葉が。「ハブとマングースの戦いはビデオで観ていただきます」と。

もしかして観客が私一人しかいないから！？と思ったのですが、2000年に動物愛護の観点から禁止となったのだとか。これは奄美観光ハブセンターだけでなく、全国的なものだそうです。

そのため、現在沖縄などにあるハブセンターも過去の映像を流して解説するといったスタイルが主流だそう。もちろんガッカリしましたが、確かに戦う必要のない者同士がリングに立たされ、絶命するっていうのも確かによろしくないですよね。

ちなみにハブとマングースの戦いは9割の確率でマングースが勝つそうです。ハブが勝つレアな試合もあると聞き、ちょっと観てみたいなーと思いました。

そんなハブとマングースの試合をビデオ鑑賞したあとは、おじさまからハブに関する解説があります。そうとは言え、オーディエンスは私だけ。マンツーマンでハブにまつわる話を聞くことになってしまいました。申し訳ないなと思ったのですが、おじさまは慣れているようで淡々と詳しく生体について説明してくれましたよ。

その中で「ハブの交尾は短くて6時間、長いと30時間」と聞き、先ほどの100円で閲覧できるビデオにはその様子のダイジェスト版を観られるのかーと課金の理由を知りました(笑)

最後には本物のハブを見せてくれて、その毒を持つ鋭い牙を見学。ハブは野鳥を丸のみすることもあるそうで、身体の数倍、口がガバッと開きます。あれに噛まれたら毒がなくても激痛だろうと恐怖を覚えました。

終わったあと、私は原付バイクに乗り込み、いろいろと勉強になったなーと奄美観光ハブセンターを出ました。そして200メートル程度走ったところにヘビのようなものが道を横断していて、「はぶぁハブぁぁ」のような変な声を出してしまったのですが、ただのロープだったというキレイなオチまでいただきました。

ライタープロフィール

えのきさん／女性／年齢：30代／東京都在住／限りなくブラックに近いグレーな会社で激務を5年間経験。その後、自由を求めてフリーランスとして独立。現在は元気すぎる娘に手を焼く日々。趣味は一人旅と野球観戦とアニメと漫画。