すごいぞ!二輪レース
ハラハラ、ドキドキ感ががすごい!MotoGPをはじめとした二輪レースを紹介します。

海外二輪レース観戦・ミザノ編

2010/07/24

二輪レース観戦 ミザノ

二輪レース観戦 ミザノ

ミザノってどこ?とまず、思うでしょう。ミザノ・アドリアティコは、イタリアのアドリア海沿いにあるリゾート地です。サーキットは、海岸から少し内陸に入ったところにあります。

毎年、MotoGPが9月初め、SBK(スーパーバイク世界選手権)が6月下旬に開催されるので、観戦するのにもとてもいいシーズンですが、リゾート客とバッティングする場合があり、宿の確保がまず大変です。ミザノはレース関係者で占められており、その隣り街、カトリカやリッツィオーネ、さらにはリミニで探さないといけなくなります。私は、6月にリッツィオーネのホテルに滞在して、サーキットまで自転車をレンタルして通いました。

MotoGPだと土日、イタリア国鉄(トレンイタリア)のミザノ・アドリアティコ駅からサーキット行きのバスが特別に運行されるようですが、SBKだとありません。リッツィオーネから片道6キロ近くあり、アップダウンもあり、かなりきついものがありました。むしろ、カトリカからのほうが近いかもしれません。次回行くことがあれば、車もしくはバイクを借りようと、固く心に誓ったほどです。

ただ、アドリア海沿いは、ヨーロッパでも屈指のリゾート地で、とても賑わっています。機会があればぜひ、水着持参で海岸でのリゾートも楽しんでほしい場所です。そして、極上のイタリア料理、ピッツァやスパゲッティなどが味わえます。何と言っても、このエリアは、パルマの生ハムやチーズ、ボロネーゼなどの"美食"で知られるエミリア・ロマーニャ州なのですから。

さて、サーキットで必見なのは、パドック入口にある「加藤大治郎通り」です。なぜイタリアに日本人選手の通りがあるのかというと、2003年日本GPで事故死した加藤大治郎選手が当時、ミザノに住んでいたことにちなんでです。サクラの木も植えられています。日本のみならず、イタリアでも人気のあった加藤大治郎選手、将来を有望視されていたにもかかわらず、起きてしまった不慮の事故をこの通りに来るたび、思い出さずにはいられません。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。