みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

イタリア中北部の治安

2010/08/07

イタリアは、やや治安が悪いというイメージが最初、ありました。スリや置き引きが多く、プロの窃盗団がいる、物乞いが多いなど、『地球の歩き方』には、イタリアの安全情報についてかなりギッシリと書かれています。旅行前にしっかり読むと、実のところ、かなり警戒していました。

しかし、イタリアで危ないというのは、よく読むと、ローマやナポリなど、イタリア南部がほとんどです。ミラノやベネチアなどの北部、ボローニャやフィレンツェなどの中部では、あまり被害に遭ったという話は載っていませんでした。

とはいえ、イタリアですから、入国時からなぜか警戒心の高い自分がいました。考えてみると、初めてイタリアに足を踏み入れる1年前、アメリカのロサンゼルスを1人旅したことに比べれば、空港の中などはまず安全だったのかもしれませんが、ピリピリしていました。

しかし数日経つと、そして何度か訪れると、治安の良し悪しにやや特徴があるのがわかってきました。

ミラノやベネチアなどの大都市でも、よほど夜遅くに人通りのない小道を歩かない限り、突然襲われることはないかと思います。事実、夜でも人通りのある大通りであれば、そこそこ警戒しておけばふつうに歩けました。昼間でも、いかにも怪しい人物に声をかけられたことは皆無です。

ただ、気をつけなければいけないのは、しつこく声をかけてつきまとってくる人たちです。ミラノやベネチア、フィレンツェやボローニャで経験しました。声をかけてくるのは、肌が浅黒く、一目見てイタリア人でないのがわかります。ミラノの地下鉄の券売機の前で、紙コップを持って小銭をせがんでくるのも、同じ人種です。もちろん、いくら小銭でも与えてはいけません。子どもだからと言って、同情してはいけませんし、子どもを前に出して親があとから出てきます。エスカレーターの前後に立つ人物なども要注意でした。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。