中国ってどんな所?
中国在住のLiccaさんが住んでいる視点で驚きの中国を紹介します。

レストランで食べる前に行う習慣とは?

2010/11/17

最近では、食器類(湯飲み・お椀・レンゲ・小皿)が1セットずつビニール状のものでキレイにパッキングされているものもあります。

最近では、食器類(湯飲み・お椀・レンゲ・小皿)が1セットずつビニール状のものでキレイにパッキングされているものもあります。

中国の青島(チンタオ)ビール。

中国の青島(チンタオ)ビール。

中国では、飲茶などのレストランに行くと、必ずと言っていいほど、食べる前に自分達で自分が使う食器(お箸・お椀・湯飲み)を洗う習慣があります。洗うと言っても、わざわざ洗剤で洗うといったことではなく、お茶や熱湯で食器を一通りお湯をくぐらせるといった感じでしょうか。まずレストランに行くと、何茶?っとお茶の種類(プーアール茶・ウーロン茶・鉄観音・ジャスミン茶、花茶などなど)を聞かれ、お茶と一緒にプラスチックのボールをテーブルまで持ってきてくれるので、お茶を湯飲みに入れて、そのお茶をお椀に入れながらお箸を洗い、お椀から湯がこぼれないようにクルクル回しながら、最後にプラスチックのボールに捨てるといった作業を手早く行います。

こんなことを自分達でやらなければいけないのはなぜなのか?これはもう言わなくてもわかりますよね。お店の人がちゃんと洗っていないからで、たとえ、お店の人がちゃんと洗っているっと言っても、誰も信用せずカチャカチャ言わせながら自分達で洗っているのですが、これを5つ星のホテルでもやっているのを見ると、食器が汚いとか綺麗とか関係なく、洗うことが習慣であり、癖になっているようでもあります。以前、湯飲みにお茶を入れた時点で油がうっすらと浮いていたので、他の湯飲みに変えてっとウェイトレスに言ったら、どれも一緒だと言われたことがあるのですが、私がよく行くレストランでは、食器類(湯飲み・お椀・レンゲ・小皿)が1セットずつパッキングマシーンを使って、ビニール状のものでキレイにパッキングされていて、さすがにこれは洗わなくてもいいんじゃない?っと聞こうとしたところ、カチャカチャ洗いはじめる友人。お客さんが自分達で洗わなくてもいいようにと、このようにキレイにパッキングしているのであろうが、パッキング料金1元(約15円)がお勘定に加算されている事を知ったのは最近のことである。

そして、ビールを飲むコップもお茶で濯ぐため、1杯目が生ぬるかったりします。日本のレストランで汚れた食器を出してしまったら大変なことになるが、中国ではみなさん汚いのが当たり前だと思っているらしく、家から自分のお椀とお箸を持ってくる人も度々見かけます。

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」