- 奥様はフィリピーナ
- 価値観の違い、仲良く暮らす秘訣、フィリピン家族についてなど、フィリピン奥様との面白い話を紹介します。
フィリピン家族への支援
2013/11/18
フィリピーナの奥様「アンナ」は可愛らしい娘ができてアルバイトを辞めました。相変わらず料理はできませんが、子供と一緒にいる時が楽しいそうです。しかし、暫くするとアンナに元気がありません。
「アンナ 最近元気が無いけど何か問題でもあるのか?」と問いただしたら、「家族への仕送りができない」と言います。
生活費は全て私が支払い、アルバイトの月20万円は全てアンナの自由でした。話を聞くと、毎月10万円を仕送りし田舎に小さな家を建てたそうです。家族22人の内、誰も仕事をしておらずアンナの仕送りで生活していました。
10万円といえば、フィリピンの大手銀行支店長の給料より多いのです。家族22人ならば、月額2万円で充分生活できます。仕送りする前、お父さんはバスの運転手、5人の兄弟は大工やペインターをしていたそうです。
「アンナが仕送りするから、家族は働かなくなったんじゃないの?」「怠け癖がついたらあかんから、仕送りは辞めなさい。仕送りのお金もないんでしょ」と言うと「ずっと電話がかかってくる」と言います。
私は両親に電話して、「仕送りはできないから家族は働きなさい!」と忠告しました。しかし、アンナは私と家族の板ばさみで辛そうにしています。
フィリピンは800万人以上が海外で働き家族に仕送りをしています。しかし、家族は仕送りを当てにして仕事をしないのです。しかも、自分で汗水流したお金ではなく遊びに使ってしまいます。
我が家も何となくギクシャクしてきたので、私が毎月2万円を仕送りするかわりに、不足分は父親が働き、兄弟は奥さんと子供を養う為に働くことを条件にしました。1ヶ月2万円あれば22人分の米と塩や醤油を買う事ができます。それに、父親は38歳で私より若い、兄弟も20代で働き盛りです。
アンナは里帰りを希望する事もなくなり、私が将来フィリピンに住みたいといったら両親のいる田舎でなく、何処か遠いところに住みたいと言いました。
う〜ん!晴れのち曇り、時々雨ですねえ。雨のあとに虹が架かってくれると良いのですが。
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Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。