- 奥様はフィリピーナ
- 価値観の違い、仲良く暮らす秘訣、フィリピン家族についてなど、フィリピン奥様との面白い話を紹介します。
フィリピンへ里帰り
2013/11/14
18歳のフィリピーナ「アンナ」と結婚して3年目、可愛らしい女の子が生まれました。フィリピンの両親が孫に会いたがっているというので、生後6ヶ月の娘と里帰りです。私はピアニストという職業柄、お店を長期間休む事ができず久しぶりの独身です。
まず、娘のパスポートを作らなくては成りません。パスポートセンターに問い合わせたら、併設している写真スタジオでOKだそうです。首がまだしっかり据わっていないので白いシーツに寝かせたまま、カメラマンがまたいで写真を撮りました。
1ヶ月のオープンチケットを予約しましたが、赤ちゃんを抱いていれば小荷物扱いだそうです。結局、アンナの往復航空券だけで済みました。
里帰りする1週間前からお土産の用意ですが、これがまた大変です。家族は両親とおじいちゃんおばあちゃん、兄弟が5人で奥さんと子供を合わせると22人。そして親戚関係まで合計すると50人分以上になります。
「アサワコ ニホンノ スイハンキ テレビ ダイジョウブ カナ?」と聞くので、「電圧が違うから使えないよ、変圧器を持っていけばOKだけど重いよ、電気代払えるの?」「フィリピン デンキダイ タカイ、ワタシノイエ デンキナイ」そりゃ無理でしょ。
「アサワコ ニホンノオコメ オイシイ カゾクニ タベサセテ アゲタイ」「日本のお米は20キロまでOKだけど、赤ちゃん抱えて大変じゃないの?」「・・・・・・・・? ジャ ドウスル カナ」
赤ちゃんとアンナの荷物を準備させ、赤ちゃんを抱かせて荷物を持たせたら、「アサワコ モウ モテマセン オミヤゲ ドウスル カナ」というので、「その分お金を持っていって、ショッピングモールで買い物したら」といったら、「ショッピングモール ナイヨ マニラ マデ 4ジカン バス」げ!どんな田舎やねん!
「今回は赤ちゃんが一番大切だから、お金で済ませなさい、好きなものを買えば良い」でOK結局、キャリーバッグに荷物一式を詰め込み、身軽なスタイルで里帰りしました。
フィリピンに帰国してからがまた大変でした。いま福岡空港・いまから飛行機に乗ります・フィリピンに着きました・空港をでました家族が待っていました・バスに乗ります・自宅に着きました・お金を渡します。「あのねえ・・電話代が勿体無いから帰国する時に電話しなさい」「ハイ ワカリマシタ」とは言うものの、
「アサワコ ナニシテル ゴハンタベタ カナ」「アサワコ ナニシテル ウワキ ダメヨ」「アサワコ シゴトオワッタ スグ カエリナサイ ネ」「アサワコ・・モウ ネタ カナ?」「アサワコ マダ オキテル カナ?」
寝れる訳ないじゃろうが! 日本に帰国するまで「アサワコ(旦那さま)」攻撃が続き、完全に寝不足でストレス充満でした。フィリピーナの里帰りは同伴に限ります。
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Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。