- 奥様はフィリピーナ
- 価値観の違い、仲良く暮らす秘訣、フィリピン家族についてなど、フィリピン奥様との面白い話を紹介します。
日本とフィリピンの違いを教える
2013/11/01
ひょんな事から18歳のフィリピーナと38歳のピアニストが同棲生活をはじめました。自宅のマンションに荷物を下ろし、室内を説明して回ります。
キッチンで青色が水、赤色はお湯と説明すると、ひねりますが逆です。ここがトイレというと、ドアを押して「NO NO NO」開くはずがありません。日本とフィリピンは、蛇口のひねり方、ドアの開け方、道の歩き方全てが逆なのです。とにかくガスと火が怖いので、私がいない時は絶対に触らないよう注意しました。
私はピアノの弾き語りを4軒掛け持ちし、夕方7時から深夜1時までの仕事です。とりあえず、ピアノを弾いているクラブのママに電話し、カウンターの洗い場を頼みました。日給8000円ですがアンナは驚いています。Pパブは1ヶ月無休で日給1500円、なんと一気に5倍の収入になってしまいました。クラブのカウンターは常連さんが休憩で座るので、大人しい性格が役に立ちました。
私が始めに教えた事は言葉でなく「気配り・目配り・心配り」です。ママやマネージャーもカウンターに座るので、日本の礼儀と社交法を伝授してくれます。
フィリピンでは「いらっしゃいませ、ありがとうございます」という接客はありません。お客さんよりも従業員のほうが偉そうにしているのです。アンナは「いらっしゃいませ」と同時に頭を下げるので、「いらっしゃいませ」の後に頭を下げるよう注意されています。
ママはアンナを見るたびに「スマイル スマイル」と繰り返すので、いつの間にか笑顔が身に就いてきました。
初めてのお給料日、20万円が入っているのを見て怖がっています。「アブナイ オカネタクサン ドオボウ アブナイ」と言いながら、なんと!パンツの中に入れてしまいました。
アンナのVISAと飛行機代は、私が引き取ることで相殺していますが、Pパブなら、1ヶ月5万円から飛行機代・VISA取得代が差し引かれ手取り2万円ありません。
アンナは「ワタシ ベリーラッキー アナタ ワタシノ ホトケサマ」あははは、それをいうなら「カミサマ」です。
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Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。