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中国/街路樹がマンゴーの街

2011/08/26

中国の内陸に住んでいると、沿岸部が恋しくなります。黄土高原の乾燥した気候に肌が水分を求めている頃でしたので、亜熱帯の湿度むんむんの地域への旅は、期待でいっぱいです。広東省の省都である広州の空港に降り立つと、すぐ分かるその亜熱帯の気候でした。ちょうど、外から温泉の湯のある部屋にドアを開けて入った、あの瞬間と同じです。明らかに別の地域に来たということが分かる気候です。

広州の街は、街路樹からもそこが亜熱帯であることを理解できます。中国の内陸では、えんじゅの木やヤナギ、イチョウをよく目にしますが、広州の街路樹はまるで異なります。葉のやたら大きい木や、木の枝からまるでひげのようにもじゃもじゃが垂れ下がる木や、日本の花屋でよく見るような観葉植物が道沿いに生えています。街が植物園かと思うようなところです。

驚いたのは、街路樹の中にマンゴーの木が多いことです。しかもちゃんと実がなっているのです。広州に行ったのは、6月ごろでマンゴーの最盛期でしたからそれを見ることが出来ました。日本では、マンゴーというと缶詰に入っているようなものしかなく、なかなか、生で丸ごといただく機会は少ないです。

しかし、ここでは、マンゴー王国です。マンゴーの木は、以外に大きく街路樹としてちょうどいい影や景観を作っています。白い小さな花をたくさんつけます。また、黄色い楕円形のマンゴーの実ができます。マンゴーは、中国で初めて丸ままいただきましたが、その甘いこと、ジューシとはこのことです。安いときになると500g3.5元ぐらいで売っています。それで、泥棒もでます。マンゴー泥棒です。街路樹によじ登って熟したマンゴーをかっぱらっていく人がいます。売るのだと聞きました。そして、町では毎年マンゴー泥棒の中で木から転落して怪我をする泥棒がいるとか。世界広しといえ広州のように街路樹によじ登る人がいる街も少ないです。南国の気配を十分と感じさせてくれる街広州は、異国情緒たっぷりでおすすめです。

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ライタープロフィール

チャウチャウさん/男性/年齢:30代/中国 黄土高原在住/最初、中国の犬たちにはまりましたが、最近、中国の大木に、は まってきています。