仙台旅行記
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「松島湾クルージング」とカモメの恐怖

2015/08/26

松島のクルーズ船

松島のクルーズ船

松島に来たら、牡蠣や穴子とともにぜひ、遊覧船に乗らないといけません。乗らないといけない、と言われると、なんだか強制されているようですが、それぐらいおすすめなのです。もちろん、あまりに悪天候だと、次回の楽しみにしたほうが良いのですが・・・

そんな松島湾の遊覧船は、JR松島海岸駅から歩いて5分ほどの松島遊覧桟橋から出航しています。大小さまざまな船でクルージングが楽しめるので、いったいどれに乗れば良いか迷うところですが、おすすめは、大型船で松島湾をめぐる、予約不要の「仁王丸コース」です。

チケットは、松島観光桟橋などで買うことができます。そしていざ、船に乗り込みます。2階建ての大型遊覧船・仁王丸は1,400円、グリーン室がプラス600円でした。今回は奮発してグリーン室に行ってみました。

さすが、グリーン室は2階だけあって、出航してから眺められる景色も良いです。しかも、テラス席付き。早速、外に出てみようとしたら、売店で妙なモノを見つけました。「かもめのエサ」と書かれた、どうみてもカルビーのかっぱえびせん。売店のスタッフに聞いてみると、「外のかもめが食べるよ」と・・・カモメがかっぱえびせん???

試しに1つ、そのかっぱえびせんを買って外のデッキに出て、袋からかっぱえびせんを出し、空を飛ぶカモメに差し出してみると・・・大変なことが起こりました。カモメがそのかっぱえびせんを狙ってどんどん、どんどん集まってくる。差し出されたかっぱえびせんをクチバシで取る様子は、カラスか鷹が獲物を狙うかのような鋭さ。しかも、かっぱえびせんにちゃんと食いついてくれればいいものを、指まで噛まれてしまいました。

カモメは、船の乗客がかっぱえびせんをくれるのを知っているかの如く、まるでヒッチコックの映画「鳥」のように、どんどん集まってきます。人馴れしているカモメ、けっこう怖い。しかし、カモメのエサ、万が一余っても人間が食べられるかっぱえびせんというのは、資源の無駄遣いにならなくて良いですね。

あまりにかもめの襲撃がショッキングで、日本三景の松島の島々を楽しむ余裕がほとんどなかったですが、島々が点在する松島、とてもすばらしい景色であることを最後に付け加えておきます。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。